不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

SAMURAI(サムライ)の特徴と実績は?メリット・デメリット・感想まとめ

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こんにちわ、トッティです。

 

第1種金融商品取引業の許可を持ち、上場企業系の証券会社が運用する優等生のソーシャルレンディングSAMURAI

 

隠れた優良業者ですね。

 

  • 金融庁の匿名化解除後の実名化対応
  • 債権回収会社や保証会社と連携する

 

など、今ソーシャルレンディング業界ではSAMURAIに注目が集まっています。

  

今回の記事では「SAMURAIで投資しようか迷ってる」という方に向けて、SAMURAIを解説してみたいと思います。

 

→SAMURAI公式ページ

   

 

 

SAMURAIのサービス開始の経緯

 

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SAMURAIは2015年5月から2017年12月までは「スマートエクイティ」という名前でクラウドファンディングサービスを行ってました。

  

スマートエクイティは相当期間、新規募集を停止してましたが、2017年に「SAMURAI&J PARTNERS株式会社」(JASDAQ上場)に買収され、100%子会社になりました。

 

その買収時に筆頭株主、経営陣が一新されて、2017年12月からサービス名を「SAMURAI」に変更して新スタートをきった、という流れです。

     

SAMURAIスタート時に、会計士や内部統制のプロが採用され、バックオフィスが強化されたよ。

 

SAMURAI親会社の業績は?

 

SAMURAIの親会社「SAMURAI&J PARTNERS」の直近1件間の株価推移は以下のとおりです。

 

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直近では2019年9月にJトラストや日本保証と連携し、maneoマーケットの支援に乗り出すなど、今後の期待値が高まったことで株価が高騰した後、概ねヨコヨコで推移してます。

 

【関連記事】

【大転機】「SAMURAI × maneo」で大きく飛躍なるか

 

なお、SAMURAI&J PARTNERSの連結決算は赤字で、業績は現時点であまりかんばしくありません

 

が!赤字の理由は、旧体制からある投資銀行事業の先行費用によるものです。

 

2017年に新体制になってからはクラウドファンディング事業を積極的に展開し、SAMURAIの登録者数を順調に伸ばしています。

 

また、万が一、親会社が法的整理、破産、倒産となったとしても、法的に匿名組合出資者に直接の影響はありません(分別管理されているため)。

 

投資家がSAMURAI証券へ預けた資金は、デフォルトの影響を受けずに返済されるよ(SAMURAI証券にも確認済み)。

 

【関連記事】

SAMURAIの親会社が倒産したらどうなるの?

  

証券会社としてのSAMURAIの信頼性

 

SAMURAIは、ソーシャルレンディングでは数少ない証券会社が運用し、「第1種金融商品取引業」という大きな許認可を得ています。

 

金融庁のガチガチの監視のもと、金商法に基づいてコンプライアンスや自己資本比率などの徹底が図られ、厳しい財務基準で運営されてます。

 

SAMURAIの金融系の信頼度は抜群で、上場している証券会社として、他業者(第2種金商業)とは運営の厳しさが全く異なります。

 

上場してるから東証や監査法人とも連携してるし、管理・審査体制が整っているんだね。

 

→SAMURAI公式ページ

 

SAMURAIの実績・募集ファンドの種類は?

 

旧体制を含め、2017年12月の新体制となった以降も、SAMURAIでは遅延や元本毀損等は発生していません

 

SAMURAIの募集ファンドの特徴はこちら。

 

  • 民泊や社債など多様なファンド
  • 期間2~24カ月、利回り4~10%
  • 数千万円の小口案件が多い
  • 元本は返済時に一括償還される
  • 貸付先の実名を公開している
  • 債務保証付きファンドがある
  • 担保は鑑定評価付きが多い

 

SAMURAIでは、2019年3月から貸付先の実名が公開されるようになったよ!

 

証券会社が運用するため、一般的なソーシャルレンディングでよく見られる匿名組合による「匿名組合型」のほか「社債型」も募集しています。

 

中でも安全性の高さが業界トップレベルの「保証会社の保証付ファンド」はSAMURAIの目玉ファンドですね。

 

おぉ、すごい!社債型や第3者の保証付きファンドもあるんだ。

    

匿名化解除後のSAMURAIの対応

 

2019年3月18日の金融庁の貸付先匿名化廃止を受け、その翌日には開示方針を公表したのがSAMURAIでした。

  

公表された開示方針も「匿名化解除の契約書面サンプル」付きで、

 

「契約書のこの部分に貸付先や担保物件を記入して公表しますよ!」

 

という詳細なもの。ここまで詳細な開示方針を公表した業者は、ソシャレン全業者の中でもSAMURAI以外はありません。

 

また、同じく証券会社が運用するクラウドバンクは「貸付先の同意が得られたら公表するよ」という、やや消極的な対応にとどまる中、SAMURAIは、

 

「実名案件のみ募集します!」

 

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と力強く言い切りました。いい意味で吹っ切れてます。

  

実名化に対するSAMURAIの対応

 

  • 金融庁発表の翌日に匿名化解除方針を公表
  • 貸付先、担保物件など全てを詳細に開示
  • 今後は実名化ファンドのみを募集する
  • 匿名化解除について社長から熱いメッセージ
  • 貸付案件の審査・モニタリング方針を公表

 

上記のSAMURAIの対応は業界トップであり、評価に値すると思います。

 

匿名化解除の対応に各業者が手間取っていた中、サムライは迅速な対応で投資家のハートをつかみました。

  

やるな~SAMURAI。面倒な作業も投資家ファーストでやってくれました!

 

今後も投資家に寄り添った対応を率先して行い、実名化のトップランナーとして業界を牽引していって欲しいと思います。

 

→SAMURAI公式ページ

 

債権回収会社・保証会社と連携で安全性向上

 

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2019年3月末、SAMURAI証券の親会社である「SAMURAI&J PARTNERS」「Jトラスト」「日本保証」との業務提携を発表しました。

 

この連携で、SAMURAIでは「日本保証の保証付きファンド」が始まったよ。

 

Jトラストは「債権回収業務」などを展開中で、日本保証は銀行などの「保証業務」を展開中。どちらも実績のあるプロ集団です。

 

※日本保証はJトラストのグループ企業です。

 

つまり、「Jトラストの債権回収能力」、「日本保証の保証能力」がSAMURAIのファンド組成に生かされることになります。

 

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「債権回収能力」「保証能力」は、ソーシャルレンディングには必須の能力で、これにより、ファンドの安全性が格段に向上します。

 

しかも、LCレンディングやFundsのような「直接の親会社による連帯保証」ではなく、SAMURAIは、銀行も保証する”保証のプロ”による「第3者が保証するファンド」です。

 

これにより、実質的に親会社問題をクリア。

 

SAMURAIの保証付きファンドは、個人的にはソーシャルレンディングの全ファンドの中で、トップレベルに固い案件だと思います。

 

保証してくれる内容はというと、

 

  • 「元金」
  • 「未収利息」
  • 「遅延損害金」
  • 「弁済手数料」
  • 「その他一切の債務」

 

上記の合計額という「最大限の保証」が付いてます。

 

僕のように保守派の投資家にとっては完璧に近いファンドだと思います。

 

→SAMURAI公式ページ

  

投資家に不利な条件で債権を売却しない

 

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SAMURAIでは、万が一デフォルトし、債権を売却することになってしまった場合、投資家の金額ベースでの過半数の同意が必要としています。

 

勝手に格安で債権譲渡する業者がたくさんあったよね....。

 

SAMURAIでは自主規制でこのような投資家保護のための施策を行っています。

 

結論:SAMURAIは隠れた優良業者

 

匿名化解除後のSAMURAIの対応や保証会社との連携など、最近のSAMURAIは「投資家がやって欲しいこと」を積極的にやってくれるんですよね。

 

トップが積極的に情報発信することで、企業の考え方もよくわかりますし。

  

SAMURAIは、

 

  • ガチガチに厳しい第1種金商業の証券会社
  • リリース以降、期失や元本毀損がゼロ
  • 社債型や短期償還型ファンドもある
  • 貸付先が実名化され、担保評価もある
  • 債権回収会社や保証会社と連携している

 

などの点で、独自のポジションを確立しています。

  

SAMURAI人気も急上昇中で、募集開始から短時間で満額成立することが多くなりました。

 

トッティのSAMURAI投資実績

 

僕は現時点でSAMURAIでは6ファンド、55万円を投資中です(1ファンドが償還済)。

 

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中でも日本保証のファンドを中心に投資をしてまして、これまでリリースされたファンドはすべて投資しています。

 

次回ファンドにも期待してます!

  

SAMURAIはいいニュースが続く

 

ソーシャルレンディング業界に先駆けて、貸付先を実名で募集したSAMURAI。

 

各種の連携や業界の再編にも積極的です。

 

今話題のSAMURAIは、本当にいいニュースが続くよ。

  

現在SAMURAIでは、クラウドファンディング事業の業績拡大のための信頼構築期。その中でも、保証付きファンドはお宝ファンドだと思います。

 

僕も日本保証ファンドを中心に、SAMURAIへの配分額を増やしていく方針です。

  

投資は油断大敵ですが、トッティのような「石橋叩きの投資家」には最適なSAMURAIの保証付きファンド。これは完璧じゃないですか.....

 

→SAMURAI公式ページ

      

 

\目玉は日本保証の保証付きファンド!/

SAMURAI証券

 


    

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※クラウドファンディングは元本を保証する商品ではありません。投資する前は、ご自分でよく調べてくださいね。

   


  

【クラウドファンディング投資額集計】 

業者 投資額 累計分配金(税引前)
OwnersBook 1,700,000円 154,045円
SBISL  1,520,000円 221,081円
maneo(109万円期失) 1,890,000円 300,186円
クラウドバンク 577,000円 312,253円
creal 1,120,000円 50,748円
FANTAS funding 950,000円 17,903円
SAMURAI FUND 650,000円 17,560円
Rimple 200,000円 0円
Funds 500,000円 15,403円
SYLA FUNDING 200,000円 0円
CRE Funding 100,000円 0円
Joint α 100,000円 0円
クラウドクレジット 200,000円 16,846円
Pocket Funding 142,000円 4,745円
ASSECLI 30,000円 0円
COOL 0円 111円
LCレンディング(終了) 0円 18,831円
合計 9,877,000円 1,129,712円