不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

SYLA FUNDING(シーラファンディング)始動!【不動産クラウドファンディング】

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不動産クラウドファンディングに新しい業者「SYLA FUNDING(シーラファンディング)」が誕生しました!

  

現物不動産に投資する「不動産クラウドファンディング」は、今や時代の潮流にのり大人気です。

 

CREALFANTAS fundingジョイントαといった不動産クラウドファンディングの御三家は順調ですし。

 

そこへ新人のSYLA FUNDINGらが追随!不動産クラファンに新人が介入することで、業界の競争も促進されます。

  

また、投資家としても不動産クラウドファンディングは人気は高いものの、受け皿として供給が少ないので、投資先が分散でき、投資の幅も広がりますね。

 

不動産クラファン好きのトッティは、さっそくSYLAで口座開設してみました!

   

 

SYLA FUNDINGの概要

  

まず、SYLA FUNDINGは「不動産投資型クラウドファンディング」だということが、非常に重要なポイントですね。

 

法整備が進み情報開示が優れている

 

簡単に復習させていただきますね。

 

融資型クラウドファンディングは、いわゆるソーシャルレンディングとも呼ばれ、投資家と借手を結ぶ「貸金業法に基づく貸金業」です。

 

一方、不動産投資型クラウドファンディングは、厳しい「不動産特定共同事業法の許可を得た不動産業」です。

 

両者に共通するのが、ファンド組成には「第2種金融商品取引業」の許可も必要だということですね。

 

ただ、ソーシャルレンディングより法整備・情報公開が進んでいる不動産投資型クラウドファンディングは、

 

  • 「不動産のプロ」が運営
  • 「現物不動産」が投資先
  • 「情報がクリア」に開示

 

という特徴があります。

 

Jリートと同じように実際の「現物不動産」を証券化してお金を集め、運用した「賃料」と「売却益」を投資家に分配する仕組みですね。

 

不動産投資型クラウドファンディングは、投資先が見えてるし、仕組みもシンプルだから安心だよ。

 

投資家を保護する仕組み(優先劣後方式)

 

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不動産クラファンで注目すべきは優先劣後方式です。

  

運営側も投資家と同じ物件に出資することで、利害関係を一致させ(セイムボート)、さらには万が一、不動産の売却で損失が発生したとしても、運営側が優先的に損失を負担してくれる仕組みです。

 

運営側も自分が損をしたくないから、がんばって物件を運用するね。

 

SYLA FUNDINGは、30%の劣後出資をしてくれるので、もし物件価格が下落したとしても、30%以内の損失であれば、まずは運営側が損失を負担してくれます。

 

例えば、CREALだと劣後出資比率が10%、FANTASだと20%、ジョイントアルファだと30%が目安なので、トップレベルに高い比率ですね。

 

投資金額は1万円から

 

不動産クラファンでは、投資金額は1万円からが主流になってます。SYLA FUNDINGも1万円から投資できるようです。

 

 

ハードルが低く設定されてるのは、初心者投資家に対して優しい対応だと思います。

 

管理会社の概要

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SYLA FUNDINGを運営する株式会社SYLAの概要はコチラです。

 

  • 社名:株式会社シーラ
  • 本社:東京都渋谷区広尾1-1-39-7F
  • 設立:2010年9月29日
  • 代表:湯藤 善行
  • 資本:15,000万
  • 事業:不動産売買、マンション開発、賃貸管理、建物管理
  • 免許:小規模不動産特定共同事業、宅地建物取引業、マンション管理業

  

不動産クラファンでは、運営者の「不動産の目利き力」が重要ですが、シーラはデザイン性の高いやや高額のマンションを扱ってるようです。

 

実績としては、管理戸数が2000戸以上、稼働率は驚異の99%以上。

 

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数百件の投資用レジデンスを見てきたトッティも、稼働率99%は.....本当にすごい数字だと思います。

 

ただ!

 

リスクヘッジに優れた不動産クラウドファンディングでも、「事業者の破綻」がリスクとして挙げられます。

 

株式会社シーラの売上げは好調ですが、ジョイントαの穴吹興産のような上場企業でない点は、リスクとして認識しておく必要があると思います。

 

新しく募集が予定されるファンド

 

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SYLA FUNDINGでは、2ファンド(キャピタル重視型、インカム型)が募集開始前です。どちらも2019年12月13日に募集スタートですね。

 

特筆すべきは、立地の良さ運用期間が3カ月であることでしょうか。

 

また個人的には、利回り4.5%前後は、実質利回り(NCF利回り)よりも、やや高めに設定されていると思います。

 

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FANTAS fundingやCREALもそうだったように、初期は利回りのボーナスタイムですね。まだクリック合戦にもならないでしょうし。

 

ローンチ初期は特に慎重な運営になるはずですから、高利回りも含めて投資のチャンスだと思います。先行者利益をしっかりもらっておいてください!

 

いやー、不動産クラファンが盛り上がってきましたね!