投資の時間

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士がクラウドファンディングに投資してみる(予算3000万円)

「OwnersBookは情報公開しなくていい」は本当か?

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ついに来ましたね....。

 

ソーシャルレンディングのOwnersBookから「貸付先の情報開示方針」が発表されました。

 

2019年3月18日の金融庁匿名化解除以降、実に2カ月半。これで主力ソーシャルレンディング業者の開示方針が、すべて公表されました。

 

ようやく役者がそろった!

 

→OwnersBook公式ページへ

 

 

OwnersBookの情報開示方針

 

さてさて、OwnersBookを運営するロードスターキャピタルのホームページから、公表分の一部を抜粋させていただきました。

 

『OwnersBook』の貸付型案件にかかる情報開示方針

 

【これまでも開示していた内容】
・貸付条件(貸付金額、金利、貸付予定日、貸付期間)
・回収可能性に影響を与える情報(担保不動産の大まかな所在地・評価額・物件概要)

 

【今後新たに開示する情報】
・借入人の財務状況又は財務情報の概要
・借入人に債務超過、返済猶予を受けている等の事実があるか否か

 

【今後新しく借入人に開示を促す内容】
・担保不動産の物件名、所在地
・法人名

 

引用 ロードスターキャピタルホームページ

 

この中で、重要な部分はこちらです。

 

  • 現時点:「借入人の財務状況などを新たに公開する」
  • 将来時点:「担保物件や法人名は開示を促していく」

 

上記のとおり、OwnersBookは情報開示については「段階的に対応していく方針で、現時点では部分的な開示」という”慎重な”姿勢がとられました。

 

OwnersBookが情報開示を慎重になる理由

 

では、OwnersBookはどうして情報開示に慎重なのでしょう。僕なりに理由をまとめてみました。

 

  • 理由①:貸付ビジネスとして、貸付先の意向に配慮が必要だった。
  • 理由②:担保評価力に自信がある。
  • 理由③:匿名でも募集は瞬殺。そもそも開示する理由がない。

 

今回は、理由②、③について深堀してみます。

 

結局のところキモになるのは「不動産」

 

まず大前提として、

 

  • ソーシャルレンディングは「担保物件」
  • 不動産投資型クラウドファンディングは「投資物件」

 

と、つまるところ「不動産」がキモになる投資サービスであることは、投資を経験された方であれば、誰しも思うところだと思います。

 

うんうん、結局ソコだよね。

 

OwnersBookの担保評価力は誰しも認めている

 

理由②「担保評価力に自信がある」について、OwnersBookは唯一「物件評価もできる不動産鑑定士集団」で、担保評価力に定評があります。

 

【重要】OwnersBookの物件評価がソーシャルレンディングNo.1である3つの理由

  

多くのソーシャルレンディング投資家も、OwnersBookは「不動産のプロ」という認識はあるでしょう。

 

なので、担保物件の開示がなくても、OwnersBookへの信頼は(大きなデフォルトでも発生しない限り)簡単に揺らぐことはないと想像できます。

 

また、担保物件を個人的に審査してみても、OwnersBookの担保評価は”保守的に”査定されていることがわかります。

 

【案件分析】OwnersBookの担保評価の正確さを検証してみた

  

そもそも情報開示する理由は何か?

 

「担保評価はOwnersBookにまかせて大丈夫だろう」

 

と思っている(少なくともトッティは)。それに、理由③に挙げたように、これまでOwnersBookの募集案件は、開示がなくても募集は瞬殺です。

 

では、「担保物件を開示する理由は何か?」となるわけですが、物件評価力があって、募集も完売するんだから、そもそも開示する理由がないとも言えます。

 

情報を開示することで投資家に不安感を広めることもあるように、情報公開は諸刃の剣。

 

僕は「情報公開を求める派」ではあるものの、あくまて客観的な立場からは、業者にとっては慎重な対応が必要かとも思います。

 

業者を信じて投資するとは?

 

ソーシャルレンディングは、いわゆる「業者を信じて投資する」といわれます。

 

もうぶっちゃけますが、SBISLが担保物件を公表しないと不安になります(それでも募集は瞬殺しますが...)。でもOwnersBookが担保評価を審査しているのあれば、信頼できてしまう。

【SBISL瞬間蒸発!】だが、この担保評価の記載には意味がない 

 

もちろん、担保物件や投資物件を自分で審査できるに越したことはありません。

 

僕も曲がりなりにも不動産評価を専門業としている者として、「投資先は自分で精査したい」ので、担保評価まで公表して欲しいのが本音です。

 

ただ、不動産に携わってない人にとっては、OwnersBookよりも高い物件評価力はないでしょうから(本業じゃないので当然です!)、担保物件を開示したところで、意味はうすいのかもしれません。

 

ロードスターキャピタルが情報公開に対して慎重な判断になることも、うなずけるような気がします。

 

ロードスターキャピタルの想い

 

最後に、OwnersBookを運営する「ロードスターキャピタルの想い」がこちらです。

 

■ロードスターキャピタルの想い


この度、新ルールで投資判断に必要な情報を出すことが可能になったことは、ソーシャルレンディングサービスがより適正な競争環境に置かれ、各運営会社がそれぞれの強みを活かしながら切磋琢磨し正しく発展していく上で大変大きな一歩となると考えています。

 

当社には、不動産投資・IT・金融・管理部門の各方面でキャリアを積んだプロフェッショナルが多数在籍しています。当社は、投資家の皆様が冷静な投資判断を行うに足る情報を提供していくこと、そしてリスクとリターンが見合い投資家の皆様の長期的な資産形成に資する商品開発を進めることを通して、業界の健全な発展に寄与する所存です。

 

率直な感想ですが、各分野でキャリアを積んだ専門家による、余裕さえ感じられるこの文章を読んで、少し安心しました。さすがの貫禄ですね。

 

ロードスターキャピタルがいうところの「冷静な投資判断に足る情報」を、この先OwnersBookではどこまで開示するのか?あるいは開示しないのか?

 

個人的にもOwnersBookの情報開示レべルは気になるところ。今後も注目していきたいと思います。

 

→OwnersBook公式ページへ

 

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