ソーシャルレンディングに逆風が吹き荒れる中、話題を独占しているFunds。
ソーシャルレンディングメディア「クラウドポート」が運営する新サービスで、今、大注目のサービスです。
「この荒波の中で新サービスって...大丈夫か?」
と思ってましたが、何がそんなに話題なのか気になります。
「Funds」を直訳すると「資金」。
シンプルなネーミングはグットですが、さてさて、Fundsが暗く沈んだソーシャルレンディング業界の新しい顔となれるか...注目です。
Fundsの特徴
Fundsの特徴を整理してみると驚きました。
期待利回りが固い
まず期待利回りをみて驚愕しました。
1.5%~6%(年率、税引前)と非常にコンサバな利回りが設定されてます。
その理由の一つはリコースローンだから。
4~5%のマイルドな利回りには不動産鑑定士としてもしっくりきます。本来、利回りとはかくあるべしですね。
Fundsの貸付スキーム
Funds自体はファンドを組成せずに、プラットフォームのみを提供します。
ファンドを組成する企業は別途あって、投資家はファンド組成企業の組成したファンドに投資するスキームです。
元本が欠損するのは次のケース。
着目すべきは「資金需要者がデフォルトした場合でも、借り手がファンド組成企業に借入金の返済を行うことができれば、元本は欠損しません」という点です。
つまり、借り手企業はファンド組成企業の関係会社(親会社)に限定されているので、
ファンド組成企業(親会社も含む)が返済できれば、元本毀損はないよ!
ということです(すごい!)。
Fundsの安全性
親会社は上場企業などだから、それが破綻するリスクは低いよね。
Fundsでファンドを組成する企業は、
- 上場企業
- 監査法人が監査している企業
- ベンチャーキャピタルなどから出資を受けているスタートアップ
という厳しい規準があります。
ちなみに、ファンド組成企業は「アイフル」や「デュアルタップ」といった上場企業。運用期間中に破綻するリスクは限りなく低いですね。
万が一、Fundsが破産したとしても、ファンド組成企業(親会社)が破産しない限り、投資家の資金は守られるよ。
1円から投資。Funds側手数料は1%
Fundsには少額1円から投資可能。
1円の利息って何円?もう突き抜けてますが、投資家側の出金手数料はゼロ。
Funds側は1%を貸付先から徴収します。良心的な手数料ですね。
社内コンプライアンス
「社内に金融の専門家や弁護士が複数在籍、法令遵守の業務運営体制を構築します」
幹部に各部門の一流を集め、不動産鑑定士で固めたOwnersBookとは違う路線でコンプライアンスの徹底をはかっています。
リコースローンで投資家保護
Fundsの貸付ファンドはリコースローン、これは非常に安心です。
ノンリコースローンは借り手の責任範囲が担保物件に限定され、それ以上の返済義務を負わない融資で、
要するに担保物件に価値がなくても「はいどうぞ」と差し出したら借金がチャラ。それで終わり。
貸出先を増やすという意味でノンリコースローンは不動産投資でよく使われますが、貸し手にとってはリスクが大きくなります(その分、貸出金利は高くなりますが)。
これに対して、
リコースローンは、借り手の全財産が借入金の返済原資
となり、貸し手側のリスクが大幅に低くなります。が、その分、貸出金利が低く設定されるので利回りが低くなります。
これがFundsの利回りが固い理由の一つです。
時代の荒波にもまれ、変貌を遂げるか?
Fundsは2019年1月23日から募集を開始しました。
投資家保護を考えたスキームと利回りなので、このような業者が新しく誕生したことはソーシャルレンディング業界には歓迎すべきでしょう。
荒波に揉まれながらも突き進み、時代の“新しい顔”となるか。
またソーシャルレンディング業界全体が変貌を遂げるきっかけとなるか。
その真価が問われます。
今、徐々にソーシャルレンディングの投資家も増えつつある中、Fundsは世間の注目を追い風にして、その真価を発揮してくれるでしょう。
僕も積極的に投資していく方針です。
\超新星!上場企業保証!/
※クラウドファンディングは、元本を保証する商品ではありません。”必ずご自分で”納得するまで調べ、リスクを許容した上で、投資してください。