ついにSBIソーシャルレンディングも来ましたね!
2019年3月の金融庁によるソーシャルレンディングの貸付先匿名化廃止を受け、 Funds 、SAMURAI、クラウドバンクに続き、SBISLからも情報開示方針が公表されました。
大手老舗のSBISLも匿名化廃止に動いたことで、上記3業者以降、やや停滞感のあったソーシャルレンディング業界の流れは、再度情報開示の方向に傾きました。
疑心暗鬼になりかけてた投資家にも朗報ですね!
SBISLからの公表分(一部抜粋)
SBISLの公表文の一部を抜粋します。
ソーシャルレンディングにおける借手開示対応の開始について
ソーシャルレンディングサービスを提供するSBIソーシャルレンディング株式会社は、2019年5月17日以降に募集するファンドから、借手の商号等に関する情報の開示対応を、順次開始することといたしましたのでお知らせいたします。
~中略~
今般、一定の要件の下ではあるものの、この方針が転換されたことは、当社があるべき姿であると考えるソーシャルレンディングの実現に向けて大きな変化であると同時に、借手にとっても大きな変化であり、商号等の情報が開示されることの意義やメリットについて借手に改めて理解を求め、借手を開示したファンドの組成を順次進めてまいりたいと考えております。併せて、「SBIソーシャルレンディングの顧客中心主義に基づく業務運営方針 」のうち、借手の情報を開示できないことを前提としていた方針4についても改正するとともに、引き続き重要な情報の分かりやすい提供により一層努めてまいります。
出典:SBISLホームページ
ソーシャルレンディングにおける借手開示対応の開始について | SBIソーシャルレンディング|貸付型クラウドファンディング
ソーシャルレンディングは実名化の流れに乗った
もはやソーシャルレンディングは、完全に実名化の流れに乗ったといえるのではないでしょうか。
大手SBISLが動いたことをきっかけに、現物不動産への投資ができる匿名化とは無縁のCREAL、FANTAS fundingに押されていたソーシャルレンディングの巻き返しが期待されます。
貸付先情報を公開することによるデメリット(利回り低下、貸付先の減少懸念)もあるわけですが、やや時間を要したものの、SBISLは匿名化を利用した詐欺や不正に対する今の世論を重視した、ということでしょう。
急がば回れ、まずは他業者の動向と投資家の意見を、SBISLはじっくり観察していたのかもしれませんね。
SBISLの掲げる「顧客中心主義」に基づき、「借手」と「投資家」の双方に対して平等に配慮してくれました。
ソーシャルレンディング業者よ!先手を打て!
実名化は、先に動いた業者が投資家を味方につけ、有利な立場になる傾向にあります。先手を取ったSAMURAIのように。「先んずれば人を制す」とはこのことです。
逆にいうと、情報開示に遅れた業者は投資家に見放されるでしょうね。
このままドンドン情報開示へと踏み切る業者が増えると予想。OwnersBookにも期待です。
貸付先が見えない業者には投資をしない堅実派の投資家にとっては、いい流れですね。
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【クラウドファンディング投資額集計】
業者 | 投資額 | 累計分配金 |
SBISL | 3,500,000円 | 87,754円 |
オーナーズブック | 3,450,000円 | 36,926円 |
maneo(109万円期失) | 2,080,000円 | 245,574円 |
クラウドバンク | 1,760,000円 | 241,712円 |
CREAL | 1,000,000円 | 8,505円 |
LCレンディング | 300,000円 | 9,588円 |
Funds | 300,000円 | 0円 |
FANTAS funding | 300,000円 | 0円 |
クラウドクレジット | 200,000円 | 16,846円 |
SAMURAI | 200,000円 | 0円 |
合計 | 13,090,000円 | 646,905円 |