既に募集は終了してますが、クラウドバンクの「上場企業事業拡大支援ファンド第42号」には投資されましたでしょうか?
親会社(上場企業)が連帯保証
Fundsのように、親会社(JASDAQ上場企業)が連帯保証につくスキームになってましたね。
第一印象としては「おお、Fundsに続きクラウドバンクも来たか!」と驚きました。
最近のクラウドバンクは、太陽光パネルや貸付先の財務状況も「おやおや?」っと思うファンドが多かったので、新規投資を控えていましたが、今回の「上場企業事業拡大支援ファンド」には10万円投資しました。
満額成立までの時間も、太陽光パネルより早かったですね。
2重に保証が付いたファンド
融資先が返済不能になっても、
- 担保不動産売却による返済
- JASDAQ上場企業による返済
と2重に保証が付いた本ファンド。
- 年利:5%
- 運用期間:5カ月
- 資金使途:不動産事業に係る事業運転資金
利回りも高くなく、運用期間が短かったのも好みでした。
担保物件の評価額は高いかも
担保物件については「元銀行員のひとりごと」のKMさんも書かれているように(↓)、クラウドバンクの評価は市場価値より高いかもしれませんね。
今回のケースでは担保不動産から建物取り壊し費用も差っ引く必要があるので、簡単に調べた限りですが、まあ....僕もたぶん、実際の担保価値はクラウドバンクの提示額より低くなる可能性が高いと思います(私見です)。
もちろん、不動産は個別性が強いので、現地調査などでもっと調べてみないことには、全てわかるものでもない、という前提ですが。
(会員限定情報なので、担保物件の詳細はブログで書けません)。
クラウドバンクは情報公開することに意義がある
担保は不足するかもしれませんが、クラウドバンクは正直に公表してくれることに意義があると思います。
「担保評価」も公表するし「赤字の財務諸表」も公表する。クラウドバンクの勇気をたたえたい。
投資家は担保物件、連帯保証を総合的に勘案して判断すればいいので、クラウドバンクには、これからも情報開示を続けてもらえると助かります。
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