ソーシャルレンディングの未来を切り開くFunds(ファンズ)。
これまではその期待値の高さから、募集案件はほぼ瞬間蒸発でしたが、約1カ月ぶりの第3弾の募集が始まります。
不祥事が続くソーシャルレンディングですが、ファンズの話題になる時だけ、日が差したように明るくなるのは気のせいでしょうか。
ファンズとは、「ファンド組成先企業」を開示することで貸付先の匿名性を補い、リコースローンも採用するなど業界に新風を吹き込んでいる貸付ファンドです。
ファンズについてはコチラ(↓)の記事で徹底分析してますので、よかったら読んでみてください。
今回の記事では、ファンズの新規募集ファンドについて解説しました。
募集ファンド「台東区XEBECファンド#2」
先日はファンズを運用するクラウドポートが、ディベロッパーの明豊エンタープライズと業務提携して話題になりました。
てっきり今回の募集では明豊エンタープライズだと思ってましたが、前回に続きファンド組成企業はデュアルタップでした。今回はデュアルタップの資産運用型マンション「XEBEC(ジーベック)」のファンド第2弾です。
デュアルタップの前回募集ファンドより、利回りが0.2%下がりましたが、その理由は前回募集したファンドで取り扱った物件の上層階の一室となったことだと推定します。
利回り以外は前回募集とほぼ同じ内容です。
ファンド概要
- 期待利回り:4.3%
- 募集金額:2,135万円
- 運用期間:12カ月
- 担保・保証:なし
- 満期一括支払い
- 配当毎四半期
- 最低投資金額:1円
- 募集期間:2019/3/22 18:00~
貸付スキーム
あらためてファンズの貸付スキームを解説します。
ファンズ自体はファンドを組成しないので、投資家はファンド組成企業の組成したファンドに投資するスキームです。
今回はデュアルタップの子会社デュアルタッププロパティマネジメント(不動産の管理会社)に貸付を行います。
デュアルタッププロパティマネジメントはその借入金を原資として物件を購入し、物件の投資益でデュアルタップに借入金の返済を行います
言わずと知れたソーシャルレンディングの最大の問題点は貸付先匿名化ですが、ファンド組成企業のデュアルタップ(東証2部上場)は公表され、貸付先はデュアルタップの関連会社であることから実質的に匿名化問題をクリアしていることになります。
これが僕がファンズを「新世代のソーシャルレンディング」と呼んでいる所以です。
また、ファンド組成企業は関連会社の経営・財務を指導・管理する立場にあることが、元本毀損の可能性を更に下げていると言えるでしょう。
デュアルタップ売上推移
ファンド組成企業であるデュアルタップの売上も順調に伸びてます。
なお、投資家が受け取る分配金は、デュアルタッププロパティマネジメントの融資返済に連動しているので、マンション事業とは連動しません。
そして、もう一つの大きなポイントはリコースローンであること。 リコースローンは、「借り手の全財産が借入金の返済原資となる」ため、投資家保護が図られてます。
個人的投資額
今は業界の期待を一身に背負い、個人的にも応援しているファンズ。
ファンズはこれまでのソーシャルレンディングとは明らかに違うスキームで、今のところ特段の否が見当たりません。
僕は初回募集で30万円投資しましたが、第2弾ではクリック合戦に敗れました.....。ちまたでは「クリック合戦最弱ブロガー」と言われています。
既に人気が高くクリック合戦必須ですが、今回第3弾も投資にチャレンジしてみようと思います。
※クラウドファンディングは、元本を保証する商品ではありません。”必ずご自分で”納得するまで調べ、リスクを許容した上で、投資してください。