「コロナ禍に、外資が日本不動産への投資を拡大している」という内容の日経新聞の記事があったので、備忘録的に書き留めておきます。
先月、「香港の投資ファンド(PAG)が、日本の不動産に8400億円を投資する」という記事を書きましたが(↓)、
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今回、新たに参入するのは、カナダの投資ファンド(BGO)。投資規模はさらに拡大して、「今後2~3年で最大1兆円を投じる」とのことです。
コロナ禍にあって、海外の投資マネーが日本の不動産に集中してますね。
(出典)日本経済新聞「不動産ファンド、日本で1兆円投資 企業売却受け皿に」
今回、取得の対象となるアセットクラスは、テレワークによる需要の減退が懸念される「オフィス」や、インバウンド需要がゼロになり、大打撃を受けた「ホテル」など。
ホテルなんて、特にキャップレート(利回り)が上昇傾向にありますので、キャップレートが大好きな外資系ファンドにとって、日本市場はイールドギャップ(※)が狙い目なんでしょう。
※イールドギャップ:投資利回りと長期金利の差のこと。
コロナ禍でも市場に参入するプレイヤーが増えることで、不動産市場の価格の暴落が抑制されるので、個人的にはどんどん参入して欲しいところです。
ちなみに記事の中には、「物流の過熱感を指摘する声もある」とあります。
ただ、物流投資の過熱を懸念する声は、すでに「2015年頃から」聞こえてました。何を今さら(笑)
その後も物流は成長し続けたので、まあ・・・人の予測は話半分にした方がいいかもしれませんね。
今回は以上です。
\東証一部の物流ファンド!/