不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

【広がる選択肢】不動産クラウドファンディングが浸透した理由

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今年も不動産クラウドファンディングのローンチが続きそうですね。

 

不動産クラファンは不動産投資の一種ですが、選択肢が増えたので物件の「立地」も自由に選べますし、自分の好みにあった「資産タイプ」も選べます。しかも「小口」で。

 

例えば現物の不動産投資では、ある程度のまとまった資金や不動産に関する専門的知識・査定能力などが必要になりますが、不動産クラファンは1万円から小口で投資できますし、そこまで専門的知識も必要ありません。

 

ハードルを下げて気軽に投資できる分、広く個人投資家に浸透しているんでしょう。今や飛ぶ鳥を落とす勢いです。

 

不動産クラファンが浸透した理由はもう一つあると考えています。

 

不動産クラファン投資家はご存じのとおり、情報公開レベルが非常に高いですよね。

 

相対で行われ、閉じられた世界で”情報格差”が物をいう現物不動産投資よりも「情報公開」という点でははるかに優れていますし、業者によっては世界トップレベルにあるとされるJ-REITにもひけをとりません。

 

豊富な情報を見ながら投資できますから、「不動産投資は興味があるけど怖いな・・・」と思って避けてきた人々も参入することができます。

 

もしかしたら、隅っこの方で不動産クラファンについて書いている僕のようなブロガー(なのか?)の端くれも、”超微力ながら”業界の発展に繋がっているのかもしれません(そうあればいいなと思って日々更新しています)。

 

 

さて。不動産クラファンにはいろんな立地、資産タイプがあると書きましたが、もう一つありましたね。「スキーム」も様々です。

 

例えば「電力を再生可能エネルギー」に投資できるクラファンの一つに「SOLMINA(ソルミナ)」があります。

 

【関連記事】SOLMINA(ソルミナ)で高利回りの太陽光発電事業に投資

 

SOLMINAの事業スキームは不動産クラファンによくある一般的な不特法スキームとは異なり、「GK-TKスキーム」となりますので、正確には不動産クラファンではなく「クラファン」ですね。

 

SOLMINAの事業スキームについて過去に書いた記事で解説していますので、再掲させていただきます。

 

投資対象が現物不動産で、「不特業者」がビークルとなって、「不特法」を根拠法として「匿名組合出資」(任意組合も可)を行うのが「不特法スキーム」、それをインターネットで電子取引可能としたものがいわゆる不動産クラウドファンディングです。

 

一方、SOLMINAは太陽光発電施設を投資対象として、「資産流動化型」で「合同会社(SPC)」がビーグルになって、「会社法」を根拠法として「匿名組合出資」を行う、いわゆる「GK-TKスキーム」になります。

 

※資産流動化型:はじめに不動産ありきで、特定の資産を対象とした資金調達という側面が強いスキームのこと。特定目的会社(TMK)や私募ファンドのGK-TKスキームによる証券化に多い。

 

不特法スキームもGK-TKスキームも不動産証券化の一つですが、共通点としては主な投資商品は「匿名組合出資」で、両者とも「SPC」を活用したファンド組成が可能であるいこと(不特法では3号の特例事業者で組成可能)。

 

SPCは平たく言うと証券化の目的のためだけに設立される会社のことで、資産流動化法では特定目的会社(TMK)、投信法では投資法人(リート)、会社法では合同会社(GK)として組成されることが多いです。

 

ようは「SPCはただのハコで、できるだけ簡素な組織」というイメージでよろしいかと思います。

 

SOLMINAはSPCを活用したGK-TKスキームですから、厳しい不特法の許可を要しませんし、税制面の優遇もあったり、管理コストも低く抑えられるというメリットがあります。

 

ちなみに2013年不特法改正により、現物不動産を投資対象とするGK-TKスキームが利用できるようになりました。

 

(引用)不動産クラウドファンディング投資研究所

 

【関連記事】『雑談』SOLMINAとゼロエミッションとGK-TKスキーム

 

要は、エクイティに投資するという形態は同じですが、GK-TKスキームは根拠となる法律、対象となる資産、SPVによる倒産隔離と2重課税の回避などの形態が一般の不動産クラファンと異なります。

 

クラファンでは種類の異なるスキームに投資できますし、その他リスク・リターン(利回り)を組み合わせたり、立地、資産タイプを選択したり、投資期間を選択したり。

 

引いてはデット(ソシャレン)や株式、リートなどと組み合わせてポートフォリオを構築してもよいかもしれません。

 

本ブログでよく書かせていただいてるとおり、いろんなタイプの不動産に投資できるのがクラファンの大きなメリットだと思います。

 

 

SOLMINAは2月28日までキャンペーン中ですね。

 

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(引用)SOLMINA

 

  • 期間:1月21日から2月28日まで
  • アマゾンギフト券贈呈条件:新規会員登録 500円分、初回投資 1,000円分
    ※1or2の条件を満たせばアマゾンギフト券を贈呈。
  • 対象サービス:ソルミナの全ファンド

 

僕はすでにSOLMINA再エネファンド3号に投資していますが、うーん。SOLMINAでは1万円で投資できるファンドもあるので、例えば1万円の投資で1500円分のアマギフをもらうのも…ありっちゃありなんですかね。

 

※今募集しているCHANGE再エネファンド1号も1万円からですね。

 

そんなウルトラCをするかはさておき、通常の不動産クラファンとは別のスキームにも投資しておきたいという方は、試されてみてはいかがでしょうか?

 

→SOLMINA(ソルミナ)

 

\高利回りの太陽光発電事業に投資/

SOLMINA(ソルミナ)