なんだか良く分からないタイトルになってしまいましたが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
突然ですが、2050年までに温室効果ガスの排出をなくす、いわゆる「ゼロエミッション」に向けて、日本政府から「2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が公表されました。
もう日本でも「CO2排出量削減に向けて待ったなし!」という状況です。
ゼロエミでは「電力を再生可能エネルギーに替えていく」ことが課題の一つですし、そういうファンドに投資できるクラファンの一つに「SOLMINA(ソルミナ)」があるわけですが・・・
そういえばSOLMINAは3号ファンドが10月に募集終了してから1ヶ月経ちましたね。次回ファンドもそろそろでしょうか?
SOLMINA3号ファンドは太陽光発電にしては5.17%という高利回りで、運用期間が5年と一般的なクラファンと比べると長期間のファンドでした。
なので、5年間資金を滞留させる流動性リスクを鑑みれば、まあ、現物投資と比べると5%越えは高利回りとはいえ、相応の利回りだったのかなと思います(どっちやねん!)。
個人的には10万円と少額で投資してみましたが・・・償還は5年後か~、まだまだですね(遠い目)。
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SOLMINAもそうですが、それにしてもクラファンでも「ESG」や「SDGs」を切り口にしたファンドも登場するようになりましたね。
個人的にも今後はクラファンではゼロエミに向けて、「ESG」や「SDGs」に取り組むファンドにも積極的に投資して行きたいと思ってます。
以前は太陽光発電といえばソシャレンのクラウドバンクがあったんですよね。
ただ、個人的にソシャレンへの投資はほとんとしなくなったので、代わりにクラファン(SOLMINAなど)で投資できればなと思ってます。
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あ、不動産クラファンではなく「クラファン」という書き方をしてますが、一応、SOLMINAの事業スキームは一般的な不特法と異なりますので、こちら(↓)の記事でも書きましたが、あらためて整理しておきたいと思います。
【関連記事】SOLMINA(ソルミナ)で高利回りの太陽光発電事業に投資
投資対象が現物不動産で、「不特業者」がビークルとなって、「不特法」を根拠法として「匿名組合出資」(任意組合も可)を行うのが「不特法スキーム」、それをインターネットで電子取引可能としたものがいわゆる不動産クラウドファンディングです。
一方、SOLMINAは太陽光発電施設を投資対象として、「資産流動化型」で「合同会社(SPC)」がビーグルになって、「会社法」を根拠法として「匿名組合出資」を行う、いわゆる「GK-TKスキーム」になります。
※資産流動化型:はじめに不動産ありきで、特定の資産を対象とした資金調達という側面が強いスキームのこと。特定目的会社(TMK)や私募ファンドのGK-TKスキームによる証券化に多い。
不特法スキームもGK-TKスキームも不動産証券化の一つですが、共通点としては主な投資商品は「匿名組合出資」で、両者とも「SPC」を活用したファンド組成が可能であるいこと(不特法では3号の特例事業者)。
SPCは平たく言うと証券化の目的のためだけに設立される会社のことで、資産流動化法では特定目的会社(TMK)、投信法では投資法人(リート)、会社法では合同会社(GK)として組成されることが多いです。
ようは「SPCはただのハコで、できるだけ簡素な組織」というイメージでよろしいかと思います。
SOLMINAはSPCを活用したGK-TKスキームですから、厳しい不特法の許可を要しませんし、税制面の優遇もあったり、管理コストも低く抑えられるというメリットがあります。
ちなみに2013年不特法改正により、現物不動産を投資対象とするGK-TKスキームが利用できるようになりました。
こういう背景も知っておくとおもしろいですよね。
それでは今回は以上です。今日も健やかにお過ごしください。
\高利回りの太陽光発電事業に投資/