SBIソーシャルレンディングは業界大手で実績もあります。
これから本格的にソーシャルレンディングを始めるにあたって、まずは実際にSBIソーシャルレンディングで投資してみて、なぜSBIソーシャルレンディングが選ばれるのか分析してみようと思います。
SBIソーシャルレンディングの実績
ソーシャルレンディング運営会社が倒産した場合、投資した元本は保証されないので、大切なお金を投資するには、「安全性」と「信頼性」が大切なポイントになります。
日本のソーシャルレンディングはサービスが始まって歴史が浅いため、運営する会社は新興企業が多くなります。
このため「安全性」と「信頼性」について不安があり、ソーシャルレンディングへの投資をためらう方もいるかもしれません。
SBIソーシャルレンディング株式会社は、東証一部上場企業であるSBIグループの100%子会社という点で、他のソーシャルレンディングサービスを提供する会社と比較すると、心理的な「安全性」と「信頼性」は担保されています。
またSBIソーシャルレンディングサービスは2011年3月28日から開始しているので、国内のソーシャルレンディング運営会社の中では老舗で実績もあります(国内実績2位)。
SBIソーシャルレンディングは大手SBIのグループ資本であることと、これまでの実績による心理的な「安全性」と「信頼性」が高いため、ユーザーに選ばれているのではないでしょうか。
投資において信頼性は非常に重要ですから。
ファンド運用実績
融資残高を示したグラフはこちらです。
2017年の年明けから急激に融資額が伸びています。仮想通貨と同じですね、仮想通貨は2018年に大暴落しましたが......。
SBIソーシャルレンディングは2018年も更に伸びているので、仮想通貨からも資金が流入していると考えられます。
次に募集額と融資額を示したグラフはこちらです。
ほぼほぼ募集額は融資額と等しくなっています。
投資額の上限まで達しているので、SBIソーシャルレンディングの人気が高いことが分かります。
元本償還の実績
2018年10月時点でSBIソーシャルレンディングで取り扱っているファンドは3種類です。
オーダーメイド型ローンファンド
不動産の売買などを行う事業者向けに貸付を行うファンドです。
利回り7%、運用期間10カ月とバランスがいいため、よく選ばれているファンドです。延滞中の貸付元本がありますが、デフォルト(貸倒れ)は発生してないようです。
不動産担保ローン事業者ファンド
不動産を担保とした貸付事業を行っている企業向けに貸付を行うファンドです。
その名の通り、不動産担保が付いているため、利回りは低めですが安心感があります。これまで延滞遅延とデフォルトは発生していません。
カンボジア技能実習生支援ローンファンド
「日本で働くカンボジア人技能実習生」向けの貸付事業で運用するファンドです。
社会貢献度は高いですが、無担保で貸倒れリスクも高いため、利回りも10%と高くなるほか、 ロールオーバー(資金が集まりすぎると次回に繰り越される)する可能性があります。
無担保でリスクが高くなる点、ロールオーバーで投資されないケースがある点などが注意点になります。
SBIソーシャルレンディングの特徴
SBIソーシャルレンディングの特徴をまとめました。
- 1万円から投資可能
- 利回り(年利) 3.2~10.0%
- 利益は毎月分配(毎月15日)
- 自分の銀行口座と直接やりとりする
- 出金手数料は無料
- 取引履歴はCSV形式でダウンロードできる
- SBIポイントがもらえる(現金に交換可能)
利回りが上限10%なのは、基本的に「カンボジア技能実習生支援ローンファンド」の利回りが高いからです。リスクを積極的に取りに行く投資家なら検討されてもよいでしょう。
SBIソーシャルレンディングでファンドに投資する時は、自分の口座から各ファンドに直接振り込み、分配金と償還金は直接自分の銀行口座に振り込まれます。
自分の銀行口座と直接やりとりするため、再投資する時が振り込み手数料がかかる点に注意してください。
手数料無料のネット銀行の口座を作ってから投資を始めるのがおすすめです。
SBIソーシャルレンディングの利回り
SBIソーシャルレンディング側の手数料率を控除した後の利回りはこちらです。
利回り・運用期間
- 不動産担保ローン事業者ファンド:利回り3.2~4.7%、期間14カ月
- オーダーメイド型ローンファンド:利回り7.0%、期間10カ月
- カンボジア技能実習生支援ローンファンド:利回り10.0%、期間1年
これらの利回りは、あくまで投資家が期待する「期待利回り」ですので、実際の利回りではありません。
また税引き前の利回りなので、純利回りは期待利回りより低くなります。
SBIソーシャルレンディングの手数料は「管理手数料」と「委託手数料」で、それらは借手から徴収しているので、基本的に貸手は手数料の負担はありません。
収益から手数料と源泉税(20.42%)を控除した額が自分の銀行口座に入金された後、SBIソーシャルレンディングから税務署に控除額が納付されます。
実際に投資してみた
不動産担保ローン事業者ファンドに20万円投資してみました。
利回り3.2~4.7%、運用期間14カ月です。担保物件が付いているので利回りはコンサバです。
今日サイトを確認すると、オーダーメイド型ローンファンドも募集があったので、この後、追加で20万円投資してみようと思います。
編集後追記)ブログを書いているうちに募集完了してて投資できませんでした。
まとめ
SBIソーシャルレンディングは、画面がやや地味ですが、投資で一番重要なのは元本を減らさないことなので、画面の使いにくさや操作性は直接関係ありません。
大手SBIグループが運営し実績もあるため、心理的な「安全性」と「信頼性」が高いため、クラウドバンクなどと同様に余剰資金をSBIソーシャルレンディングにも分散投資していく方針です。
ということで、分散投資のため実験的に少額から投資をはじめ、しばらく運用して様子を見たいと思います。
「不動産投資パーティは終わった」という記事はこちら。
www.investment3000.com