こんにちわ!関東は大雪ですね!息子と雪だるまを作りましたトッティです。
不動産業界の事件が報道されることが多くなりました。
レオパレス事件
レオパレスの建築基準法違反の衝撃が広がってます。屋根裏やら外壁やら、コスト削減のために安全性を無視した不正が出るわ出るわ...。組織的な不正であった可能性も高いようです。
レオパレス21の物件の不良箇所は壁材の内側など完成後の確認が困難な部分に集中していた。都道府県や民間の建築確認機関などは建築主側に工事中の写真を提出させて見えない部分の材質を確認しているが、今回の問題は建築確認制度の死角が突かれた形だ。
都府県別で新たに判明した施工不良物件が最多だった千葉県は、同社が昨年公表した天井裏の界壁が未設置だったケースについて、今も確認作業を続けている。担当者は「施工不良物件は、いずれも天井裏や床下の点検口が設置されていない。目視できる部分が限られており、写真で確認したとみられるが、写真に問題がなければ、確認済証を交付せざるを得ない」と説明する。
同社は8日、天井に施工不良がある641棟の入居者7782人に対し、すぐに引っ越すように要請を始めた。
毎日新聞「建築確認の死角 レオパレス物件不良」より引用
通常は見えない箇所の違法建築で、組織ぐるみだったのであればかなり悪質です。 見えないところにこだわるのが江戸の職人ならば、見えないところは徹底的に手を抜くレオパレス。
東証一部上場でも、あり得ないような不正があるのが不動産の世界です。
ケリーバックス事件
ガイアの夜明けでは、不動産投資会社ケリーバックスが提供する8,000万円の収益用不動産を貯金5万円で購入し、入居が付かず毎月30万円の赤字になった、という人の特集だったようです(僕は見てませんでした)。
詳細はネットで公開されてるので割愛しますが、僕が気になるのはケリーバックスのセミナーを堂々と宣伝をしていた不動産投資情報サイト楽待です。
ケリーバックスのセミナーは楽待で宣伝され、事件発覚後は即座にサイトから広告を削除。いつものパターンです。削除のスピードだけは年々向上しているようです。
そしてこの後、楽待は例によってケリーバックスを叩く記事へと続くのでしょう。毎度のパターンで「かぼちゃの馬車」でも同じことがありました...。
必ずしも「一部上場企業が運営するサイトで宣伝しているセミナーだから安心」ということはありません。
スルガ銀行、レオパレス、楽待など、
上場企業を信用の判断基準にするのは危険
だと思います。不動産初心者の方は本当に気を付けて欲しいと思います。
不動産の世界は詐欺だらけ
もうね、嫌になりますよ。こういうニュースばかりで...。だから不動産は、怖い!詐欺だ!おっさんだ!臭い!というイメージが付くんです。
不動産業界でまともに仕事している人にとってはいい迷惑です。
ただ、実際に不動産業界は「情報を持っている人が持ってない人をカモる」輩もいるのも事実。不動産初心者が不動産投資を始めるなら、情報・知識で身を守るしかありません。
不動産に限ったことではない
ただ、詐欺は何も不動産に限ったことではないと思います。
株や投資信託、仮想通貨、ソーシャルレンディングや不動産投資型クラウドファンディングにしてもそうですが、投資は初心者に厳しい世界です。
「リスクは低いけど利回りが高い物件(金融商品)」はこの世に存在しません。これを買う人は必ず得をするので需要が競合し、価格が高騰する結果、利回りは下がるからです。
儲かるならまずは営業マンが買うでしょうし。
投資をするのであれば得意分野で勝負するのが一番だと思います。金融トレーダーであれば株、エンジニアなら仮想通貨、不動産専門家なら不動産投資や不動産投資型クラウドファンディングなど。
もし得意分野がなくても大丈夫、はじめはみんな初心者です。がんばって勉強すればいいので。
つまるところ、投資で損をしたくないなら勉強が一番、ということでしょうか。