「融資先が投資家に特定されないように、匿名とします」
投資家よりも融資先の保護を優先するという、"なぞの金融庁の匿名化制度"が3月18日に廃止され、各業者の方針が続々と公表されています。
3月19日にはクラウドバンクからも融資先の情報開示について公表がありました。
ただし、クラウドバンクでは、
「貸付先の同意が得られたら情報開示するよ」
というもので、当面は開示されるファンドと開示されないファンドが混在するようです。
「匿名解除した案件のみ募集します!」
とした、同じく証券会社が運用するサムライ(↓)よりは、少し控え目なものでしたね。
クラウドバンクの匿名化開示方針
融資先の情報開示等に関する方針
「匿名化・複数化以外の方策」として挙げられている要件等を速やかに満たすよう対応し(本年4月上旬頃を予定)、以降に募集するファンドにおいては融資先の同意が得られたものから順次、直接的な融資先が特定できる情報提供も行う等、更なる情報充実化を図る方針です。
(2019年3月19日掲載)
証券会社としてのクラウドバンクの責任
証券会社(第1種金融商品取引業)が運用する融資型クラウドファンディング業者として、他業者とは一線を画し、責任のある立場にあるクラウドバンク。
過去2度の行政処分があったものの、その後は見事に復活し、これまでデフォルトは発生していません。
個人的にも1年半にわたり200万円以上運用し、20万円以上の安定的な収益をもたらしてくれました。
クラウドバンクは、匿名化が廃止される以前でも、投資家に可能な範囲で情報提供すべく、サイト上で融資先や担保情報を積極的に充実させていました。
匿名化排除となった今後も、積極的に情報を公開し、投資家サイドに寄り添ったサービスを提供し続けて欲しいと思います。
※クラウドファンディングは、元本を保証する商品ではありません。”必ずご自分で”納得するまで調べ、リスクを許容した上で、投資してください。