不動産クラウドファンディングに、また新しい風が吹きました。
今回は「経済成長が著しい新興国の不動産へ」投資できるというTECROWD 。不動産クラファン初の海外不動産!
いや~。すごいですね。ソシャレンで言うところのクラウドクレジットのような感じでしょうか。
こんなにも不動産クラファンに新業者が誕生する理由は、2017年の不特法改正(ネットで書面確認が可能になった)が大きいですが、やっぱり、運営企業側にとってもメリットが大きいんでしょうね。
お金がサクッと集めやすいので。
不動産クラファンのスキームは、J-REITと同じように(※)、不動産を小口化して投資家からお金を集める形態です。
(※)J-REITはSPVという「器」を使いますが、不動産クラファンは、業者自身が物件を購入します。
小口化することで、運営企業はすぐにお金を集めることができますし、投資家側も高利回りの収益物件に投資できます。しかも小口化されてるので、投資家の購入のハードルはとても低い。
運営側のみならず、「銀行に預けるより、高い利回りの不動産に投資したい!」という投資家の希望にもマッチするわけですから、双方にとってメリットがある仕組みです。
で、これまでは国内不動産が中心だった不動産クラファンですが、TECROWDは、経済成長している新興国の不動産に、1口10万円から投資ができると。
TECROWDのホームページから、4つのポイントを拝借しました。
- 新興国ならではの利回り8%ですよ!
- 日本企業が監修・竣工済ですよ!
- 為替リスクは円建てでヘッジできますよ!
- 50億円を超える開発実績がありますよ!
ということです。
個人的な注目は、利回り8%ですね。
新興国の不動産への投資なので、投資物件から得られる将来的な収益が予想より増えたり、減ったりするのでしょう。
その分の変動率が利回りに加算されてます。
収益の変動率(ボラティリティ)は利回りを構成するので、しかも為替ヘッジや海外の金利も考えると、日本の不動産よりも利回りが高くなるのは当然だと思います。
利回り=国債金利+ボラティリティ
です。超低金利でボラティリティの予想しやすい日本より、海外不動産(特に新興国)は利回りが高くなります。
この辺の利回りの高い理由をしっかり理解しておけば、TECROWD、一つの投資先としていいんじゃないなか、と思いました。
TECROWDが海外不動産との橋渡しをしてくれて、投資家にとっても投資の幅が広がりますし。いい流れだと思います。
ちなみに、運営のTECRA株式会社は、海外のサッカーチームのスポンサーをされてるみたいですね。サッカーのことは良く分かりませんが・・・(汗)
で、TECROWDの4号ファンド、モンゴル(ウランバートル)のレジデンスって・・・なんでモンゴル?と思いましたが・・・
- TECROWD 4号ファンドAmbassador Residence
- 利回り:8%
- 募集金額:1,400万円
- 運用機関:24ヶ月
- 募集開始:2021年5月17日20時~
TECROWDのサイトに、「なぜモンゴルなのか?」が詳しく載ってますので、興味がある方はのぞいてみてください。
商品の情報量はかなり多いですね。モンゴル不動産のちょっとした勉強になりました。
マスターリースで収入は安定してますし、劣後出資10%(10%までの損失ならTECROWDが負担)もあります。
加えて個人的には利回り8%と高利回りにも背中を押されましたので、TECROWD、分散投資先に加えたいと思います。
\海外不動産に円建て投資/