12月9日はTECROWDから2件同時募集がありますね。
TECROWDといえば高利回り海外不動産が中心でしたが、最近は「幕張のタワマン」や不動産クラファンでは初の「グループホーム」なんかも募集してくれるので、個人的にも注目している事業者さんです。
幕張のタワマンは仕事柄よく知るエリアでしたし、グループホームなどのヘルスケア施設は昨今の投資需要の増加から鑑定依頼も増えています。
【関連記事】【TECROWD】馴染み深い幕張のタワマン
そんなこんなで、なんとなくTECROWDと個人的な繋がりも増えてきたような印象です。
ちなみにヘルスケアは2012年からJ-REITで老人ホームの取得が始まって以来、今ではすっかり定番になった投資アセットです。が!不動産クラファンではTECROWDが初めてでした。
こういうチャレンジングな案件も募集してくれるし、何よりTECROWDはリスクに応じてリターンもしっかり高い(ここが重要だと思います)。
ということで注目のTECROWDの2物件を簡単に見てきたいと思います。
TECROWD 18号「IC TOWER」
- ファンド名:TECROWD 18号ファンド「IC TOWER」
- 物件種別:事務所・店舗・駐車場
- 販売開始:2021年12月9日17時
- 想定運用期間:27ヶ月
- 募集金額:6,780万円(別劣後740万円)
- 想定利回り(年利):8.0%
- 最低出資:10万円
期間が27ヶ月と不動産クラファンの中ではやや長期、利回りは8%と高いです。
今回のTECROWD18号は2022年にウランバートル中心地に誕生する「複合商業型オフィスビルの一部」が投資対象で、
本複合ビルの1階から4階までが商業エリア(スーパーや飲食店、フィットネスや託児所なども誘致予定)、上層階の5階から15階(75区画)がオフィスエリアとのこと。駐車場も別当に確保されてますね。
その商業エリア、オフィスエリア、駐車場エリアの一部が今回の投資対象です。
皆様ご存じのとおり、これから開発される「開発型」である点は、既に稼働して安定収益のある通常の物件と比較すると、リスク要因として認識しておくべきかと思います。
その他立地としてのモンゴルのことは良く・・・というか全然分かりませんので、TECROWDの説明を拝借させていただきますが、
■首都ウランバートルの中でも特に需要の高いAエリアでの開発
モンゴルでは、ウランバートル市内のうち、特にオフィスや商業施設、行政機関が集中している地区をAエリアと呼びます。今回建設中のIC TOWERの予定地周辺には日本大使館を含む各国大使館や、モンゴルでは数少ない外資系ホテルのShangri-La Hotelもあり、Aエリアの中でも特に活況な場所に位置します。
(引用)TECROWD(下線は筆者)
とのことで、立地はモンゴルの中でも特に良いとのことです。まあ、モンゴル素人ながらも申し分なさそうだと個人的には思いました。
TECROWDによると「オフィスエリアはシェアオフィスやスタートアップ向けの36〜102㎡の小さな区画もある」とあります。
こういうグレードの高い新築ビルでは「大手テナントしか募集しません!」みたいなプライドが高いビルオーナーも見かけますが、その点、本ビルでは柔軟にテナント募集してくれるようですね。
今の需要に合わせたリーシングをするようですし、既に(バーターで?)入居が決まっている区画もあるようです。
あとはいつも通り、海外物件であるというリスクに対しては、
- 「自社による施工監修」
- 「円建てでの一括借り上げ契約」
- 「優先劣後構造」
という内容でリスクヘッジされています。
TECROWD 19号「障がい者向けグループホームAMANEKU加須大門町」
- ファンド名:TECROWD 19号ファンド障がい者向けグループホーム「AMANEKU加須大門町」
- 物件種別:寄宿舎
- 販売開始:2021年12月9日19時
- 想定運用期間:3ヶ月
- 募集金額:5,660万円(別劣後300万円)
- 想定利回り(年利):7.0%
- 最低出資:10万円
「ん?加須といえば・・・」そう、ASSECLIで賃貸アパートの募集がありましたね。
【関連記事】『加須といえば・・・』ASSECLI初のマスターリース契約ファンド
埼玉県加須市は首都圏の物流用地として知る人ぞ知る有名エリアですが、気になる方は↑の記事でご確認いただければと思います(投資物件がアパートにも関わらず、物流について熱弁しています笑)。
今回の物件は障がい者向けグループホーム「AMANEKU加須大門町」。個人的には8号で既に投資しているAMANEKUシリーズですね。
TECRAが施工の監修を行っている物件で、2022年2月に竣工予定です。
利回りは7%。僕が投資したAMANEKU平塚田村は利回り11%でしたが、今回は下がってます。あとは劣後割合が低い点もご存知のとおりある種のリスク要因かと思います。
ただ、売却先は既に決まっていて、売却までの3ヶ月が運用期間で、売却代金が配当原資になります。
グループホームという資産の投資リスクについては、こちらの記事で詳しく触れていますので、参考になればうれしいです。
【関連記事】【TECROWD初の国内ファンド】利回り11%のグループホーム
まとめ
ざっと駆け足でTECROWDで新規募集される2件をご紹介してみました。
個人的にはTECROWDには前回の幕張ファンドで投資しましたし、グループホームにも既に投資しています。今は年末調整に向けて資金面でもあれこれあるので(個人事業主は大変です)、今回の投資は見送ろうかなと思ってます。
ちなみにTECROWDからはつい先日、投資している海外ファンド2物件の初分配がありました。
リスクに対するリターンがちょうどいいTECROWD。ある意味その方が安心感がありますので、これからも投資を続けていきたいと思います。
\高利回りの不動産クラファン!/
【関連記事】TECROWDのリスクとリターン