久しぶりにTREC FUNDINGからメールが来たので、ついそのままの勢いで記事にしてしまいました。
皆さん、TREC FUNDINGは覚えてますでしょうか?
はいそうです。トーセイグループの不動産クラウドファンディングです。J-REITに投資されている方は「おお、あのトーセイか!」とピンとくるかと。
※「TREC FUNDINGって何だっけ?」という方は、こちらをご覧いただければ幸いです。
【本格派バリューアップ企業】東証一部トーセイの「TREC FUNDING」
TREC FUNDINGはのんびり屋さんで、2020年9月頃に第1号ファンドをリリースして以降、これまで2件しかリリースがありません。そのうちの1件は償還済みです。
TREC FUNDINGの特徴は、SPCを使って倒産隔離するスキームを導入し、不動産クラファンのアキレス腱だった「事業者の破綻リスク」を回避できること。
SPCの組成は手続きが煩雑で時間もかかるので大変ですが(なので他の業者は普通やらない)、仕組みとしては優秀ですし・・・
なんと言ってもJ-REITでもブイブイ言わせている「あのトーセイグループ」が運営しているので、個人的にも注目してるんですけどね。
本業で成功されてる東証一部の本格派企業ですし、リートで忙しいでしょうから「本気で不動産クラファンをやる気がないのかな~」なんて思ってましたが、今回メールをくれたので、やる気はあるようです(笑)。
そのTREC FUNDINGのメールの内容ですが、一言でいうと「自然エネルギーを導入して電気代を削減します!」というもの。
今般、2021年8月より、トーセイ不動産クラウド<TREC FUNDING>が運用する「TREC1号 世田谷区用賀マンション投資ファンド」の物件共用部分において、自然エネルギーを組み入れた電力への切り替えを実施する予定です。
当該電力への切り替えにより、従来の電気料金より約10%程度のコストダウンを実現できるため、期中利回りの向上につながる取り組みとなります。(引用)TREC FUNDINGのメールより
これにより、電気料金が従来の10%程度コストダウンでき、運営費用が減り、運営純収益が増え、期中の利回りがアップすることになります。今流行のESG投資への取り組みにも通じるとことがありますね。
「自然エネルギーを組み入れた電力」って、太陽光発電ですかね。マンションの屋上に設置されるのかもしれませんね。正確にはわかりませんが。
通常、こういう物件自体の価値を高める工作物の設置は、資本的支出などの費用にも織り込むことになります。不動産クラファンでは物件の所有権は事業者にありますから、TREC FUNDING側の負担で設置してくれたんでしょうね。
で、匿名組合員である投資家は、設置費用を負担することなく、電気代節約の恩恵を利回りで受けられるという・・・かなりおいしい立ち位置です。
TREC FUNDINGによると、今後も本物件を手始めに、脱炭素を目指した取り組みを導入していく予定とのことです。トーセイグループでは「ESGレポ-ト」たるものを発行されていますし、グループを挙げて環境問題にも積極的に取り組まれてますね。
リート物件ではよく見かける電力のバリューアップですが、不動産クラウドファンディングでは初めて見ましたので、ご紹介してみました。
さすがバリューアップに定評のあるトーセイグループといったところでしょうか。
\東証一部。本格派の不動産クラファン/