おお!不動産クラファンの「TECROWD」から、久々に利回り10%越えファンドが来ましたね!
今回のファンドはモンゴルではなく、カザフスタンでしかも開発型ファンドです。ついにTECROWDが中央アジアのうちモンゴル以外にも進出ですね。
恥ずかしながらカザフスタンと聞いてもいまいちピンとこなかったので、さっそく地球儀で調べてみましたが(世界地理が苦手な奴)、良く見るとTECROWDにも地図がありましたので、拝借させていただきます。
うーん。カザフスタンってでかいですね(ボキャブラリー!)。
カザフスタンの詳細はTECROWDに説明があるのでご確認いただくとして、今回のファンドは「開発型」ですから建物が竣工し、安定稼働する前の段階に僕たちが投資します。
まだ建物が建っていませんから当然、リスクは高くなります。が!リスクが高い分、利回りも10.5%と高くなっています。
ファンドの概要をざっくり説明すると、開発許可を取得済の開発用地を取得して、建物の建築確認を取得するため必要資金を集める必要がある、そのためにクラウドファンディングを活用するというもの。
その後、建築確認を取得しインベスコアNBFI JSCから融資を受け、その融資を元に投資家に配当・元本償還を行うと。
現地では建築確認を取得しないと融資は受けられないそうですが、すでにインベスコアNBFIからの融資承諾は得ているそうです。
気になるのは融資が実行されず、配当が滞ることですが、その点についてはこう記載がありました。
融資実行がされない可能性はありますか?
インベスコアNBFIからは、建築確認の取得を条件に、融資を実行する旨の承諾を得ており、建築確認が取得できるかぎり融資は実行されます。(引用)TECROWDのQ&A
では、ファンド概要を見ていきたいと思います。
- TECROWD27号ファンドWhite House in Chaikina
- 募集金額:320,000,000 円
- 想定利回り:10.5%(年利)
- 運用期間:8ヶ月
- 優先劣後:80%(投資家)、20%(事業者)
- 募集方式:先着式
- 募集期間:2022年2月28日18時~3月31日
気になる投資対象は、2023年7月竣工予定の高級レジデンス(総戸数は26戸、住戸の1戸当たり平均専有面積が122㎡)の開発素地です。
TECROWDの説明から本ファンドのポイントをピックアップしてみました。
- ドイツと日本の最新技術を採用した協働プロジェクト
- 建設監修会社 KVLはカザフスタンのアルマティ市内でも15年以上の不動産開発実績
- 土地は借地権
あと、土地は借地権のようですね。
借地権についてはTECROWDによると、
同国における借地権(賃借権)は日本における旧借地権に相当し、借地権者が更新を希望する限り原則的に借地権が更新される等、極めて借地権者の立場が強いもので、所有権とほぼ同等に取り扱われています。
(引用)TECROWD
とありました。カザフスタンでは借地権はほぼ所有権と同等なんですね。へー、勉強になりました。
※もうお分かりのとおり、僕はカザフスタンの不動産のことはまったくわかりません。
個人的にリスクとして気になったのは「建築確認が取得できず、融資が下りないこと」ですが、その辺はTECROWDのQ&Aで説明がありました。
建築確認が取得できない可能性はありますか?
カザフスタンにおいては、開発許可を取得する際に、建築予定建物についても詳細を提示する必要があり、本件についても建物詳細を提示したうえで開発許可を取得しています。建築確認が取得できない可能性は限りなく低いと考えております。(引用)TECROWD
今回は説明もいつも以上に充実しています。
ということで、最後にまとめるとTECROWD初の「海外ファンドで開発型」というチャレンジングなファンドではありますが、その分、利回りが10.5%とかなりの高利回りです。
リスクとリターンを天秤にかけて、利回り追求型の方はツッコむという感じでしょうか。
劣後割合20%というクッションも大き目ですし、僕は少額で試してみようと思います。
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