不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

【TECROWD新シリーズ】九十九里のリノベーション物件

 

TECROWDから「九十九里」の物件が来ましたね。関東在住の方なら九十九里という地名は聞いたことがある方も多いんじゃないでしょうか。湘南と並んで有名な海岸ですから。

 

※上の写真はイメージです。九十九里浜ではありません。

 

ご存じのとおり、九十九里浜は太平洋に面していて白い砂浜が延々続く綺麗なビーチです。海水浴客はもちろんですが、サーファーも多いですね。

 

余談ですがキムタクも来てるみたいですし、最近ではボイシ-パーソナリティの澤さんも九十九里に別宅を構えられてます(正確には澤さんは山武市です)。

 

そんなこんなで本題です。早速ですがファンドの概要はこちらです。

 

(引用)TECROWD

 

TECROWD34号ファンド「THE SECOND Kujukuri Beach House」のファンド概要

  • 募集金額 53,500,000 円
  • 利回り:8%
  • 運用期間:121ヶ月
  • 募集期間:2022年8月24日18時~2022年9月30日
  • マスターリース契約あり
  • 劣後出資:約10%

 

田舎のリノベーション物件なので利回りは8%と高めです。で、運用期間は10年1ヶ月!長いですね!僕生きてるかな?

 

TECROWDにとってチャレンジングな案件になりそうです。

 

本ファンドは、房総半島の南東・太平洋に面した、九十九里海岸から徒歩2分に位置するバケーションレンタル「THE SECOND Kujukuri Beach House」が対象物件です。

本物件は、木造2階建、延床面積78.45㎡(土地面積277.6㎡)の築50年以上経過した古民家をフルリノベーションしたもので、通常の設備に加え、大型テラス+BBQ設備、大画面シアター、そしてここ最近でも人気の高い屋内サウナなど、休日を非日常的に過ごすための各種贅沢な設備が整ったレンタルニーズの高い仕様となっています。

(引用)TECROWD(太字は筆者)

 

なるほど~。BBQにサウナですか。個人的には僕の趣味が詰まっている施設なので行ってみたいなとは思いました。

 

建物はこんな感じだそうです。

 

  • 物件名称:THE SECOND Kujukuri Beach House
  • 所在地:千葉県山武郡九十九里町藤下字1054番地20
  • 構造・規模:木造・地上2階
  • 敷地面積:277.6㎡(登記簿面積)
  • 建築延面積:78.45㎡(登記簿面積)
  • 竣工年月:不詳(2022年7月フルリノベーション工事完工)

 

このように生まれ変わったわけですね。

 

(引用)TECROWD

 

→TECROWD

 

 

ここで、不動産の観点から見た九十九里町の基礎データを整理してみました。

 

  • 人口は減少傾向。
  • 農家住宅、漁家住宅が多い。
  • 土地取引件数は少ないが概ね安定的(コロナの影響なし)。
  • 地価(住宅地)は下落傾向。
  • 典型的な市場参加者は地元住民。一部町外からの移住者なども見られる。
  • 昔は都心居住者の別荘地としての需要があり、高価格での取引もあった。
  • 最近は地元価格と都心からの別荘地需要の高価格という二重価格現象は見られなくなった。

 

九十九里の一番の売りはなんと言っても海岸(九十九里浜)ですね。これがあれば九十九里は十分なんですが・・・。

 

その他、メジャーな商業系施設だと「サンライズ九十九里」(ホテル)、「スパ&リゾート九十九里 太陽の里」(スパ施設)と、「海の駅九十九里」(観光商業施設)が代表的です。・・・逆に言うとそれしかないです。

 

 

ちなみに「スパ&リゾート九十九里 太陽の里」は九十九里と名が付いてますが、九十九里ではなく長生村にあります。海沿いの県道を下っていってすぐなので対象からも近いですけどね。

 

個人的にはサンライズ九十九里のレストラン「はまゆう」の鰯料理はオススメです(最近値上げしてちょっとお高くなりました)。

 

また個人的に期待してるのは平成27年4月にオープンした「海の駅九十九里」です。九十九里ってあまり新規開発がないんですが(商業施設は特に少ない)、本施設は小関地区の漁港背後にありまして、店舗としては延面積 約 1,057 ㎡と大きめ(九十九里にしては)。

 

また令和2年7月にフードコートに新店舗開業しましたし、今後も観光スポットとして九十九里を引っ張っていって欲しいと思います。

 

その他は県道沿いを中心にスーパー「ランドローム」、「フードプラザハヤシ」、「ヤックスドラッグ」なんかがあります。いわゆるチェーン店展開するロードサイド店舗ですね。地元住民の生活はこれらの店舗が中心となっています。

 

 

最後になりますが、前述したとおり九十九里では新規開発はあまりなく(バス路線の背後地などでは民間の小規模開発地があるけれども、単発で住宅建売が見られるくらい)、

 

残念ながら需要が高いようなエリアではありませんが、こうして不動産クラファンの手が入ることにより人の流入が増え、街が活性化するのはうれしく思います。本ファンドに投資するかはまだ決めてませんが、プロジェクト自体は成功して欲しい。

 

最後は感想のようなオチになってしまいましたが、今回は以上です。

 

→TECROWD

 

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