怖くてSBISLの「Neo」シリーズで投資できない、チキンのトッティです。
- SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 4号
- リスクとは?
- SBISLの匿名性と信用力が利回りに及ぼす影響
- せめて担保の評価方法は個別に書いて欲しい
- 誰が評価していて、その人はどれだけ実績があるのか
SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 4号
- 募集額:8億円
- 名目利回り:6%
- 管理手数料:1%(貸出金利7%)
- 運用期間:12カ月
- LTV:85%
- 貸付先:1~4号まで全て同じ(詳細は会員限定)
- 担保:公表なし(説明なし)
- 募集開始:2019年8月19日10時~
ほうほう、なるほど。そうきましたか。
- 募集額は8億円だが、1~4号まで同じ貸付先に総額52億円の貸付
- 担保は公表も説明もなし(かつLTV高め)
・・・って、リスクを分析しようがなくない?
特に、初回からNeoに投資した人は、1~4号が全て同一貸付先と知り得ないので「話が違うよ!」となりませんかね。
リスクとは?
リスク(利回り)の本質って「事前に分からないこと」こそがリスクなので、本ファンドのリスクはめちゃくちゃ高いんですけども、SBISLの信用力で相殺されて利回りは6%。
SBISLなら8億くらいすぐに埋まるんでしょう。
「当たって砕けろ」が通用するのがSBISL様。他のソーシャルレンディング業者とは一味違うな。
SBISLの匿名性と信用力が利回りに及ぼす影響
結局、圧倒的な信用力のSBISLは、どんなファンドでも埋まるのかもしれません。
こちらの記事で、「SBISLの匿名性と信用力が利回りに及ぼす影響」について考察してますが、
【SBISL:Neo・ディベロッパー】利回りの構成要素に「匿名性」と「信用力」を追加してみた
天下のSBISL様にとって、公表内容はあまり関係ないのかもしれませんね。
SBISLは、投資家が「何も考えなくていいくらい信用されてる」ってことですかね。
せめて担保の評価方法は個別に書いて欲しい
不動産評価を生業としている庶民として、どうしても気になる箇所があるんですよ。
それは、「担保価値の算定方法」が、毎度おなじみの個別性のない文章であること。
こういう細かいところが気になる変人です。すみません。
算定方法 算定方法
■底地、自家利用物件の場合公的価格指標や取引事例を基に、物件個別の要因を加味して不動産価値を算出します。
■収益物件の場合地代や家賃などの収益を基に、収益還元法で不動産価値を算出します。(出典)SBISLホームページより
ソシャレンは匿名化が解除され、証券化でも地価公示でも、不動産の評価情報は、ネットで広く公開するのが令和の時代です。
このご時世、どの物件でも”無味無臭のコピペ”は、手抜き感が漂ってしまうので、もう少し丁寧に書いた方がいいと思いますけど・・・
こらこら、庶民の分際で天下のSBISL様をいじるな。チキンはチキンでも食ってなさい。
誰が評価していて、その人はどれだけ実績があるのか
貸金業にとって重要な担保評価を「えいや!」っで決めてるって思われないためにも、「誰がどうやって」評価してるのか、個人的には知りたいです。
さりとて。SBISLはナンバーワンの事業者で、主力投資先です(278万円運用中)。
間違っても、某マネオのように適当に決めているのではなく、元本保全の一因として機能するよう、きちんと評価してくれているとは思いますけどね。