不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

【好機】大手がもたつく中、SAMURAIから匿名化解除についてのメッセージ

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匿名化解除の方針を公表した融資型クラウドファンディング業者って、まだそんなに多くないですよね?

 

正式に公表したのはFunds、SAMURAI、クラウドバンクくらいでしょうか。

 

なかなか大手がこないですね。

 

 

速くて内容が充実していたのがSAMURAI

 

公表した中でも、対応が早く内容が充実していたのがSAMURAIだったかと思います。

 

SAMURAIの匿名化解除の方針は「実名案件のみ募集します!」っという、難易度の高いものでした。

 

www.investment3000.com

  

様子をうかがう業者が多い中、吹っ切った形で先手を打ったSAMURAIに、個人的に好感が持てました。

 

SAMURAI澤田社長のメール(一部抜粋)

 

今度はSAMURAI社長澤田氏から「融資型クラファンは貸付先を開示すべき」というメール配信がありました。

 

 開示させて頂いた方針に記載させて頂いた通り、弊社では匿名化解除後は、基本的に貸付先の名前を開示できる案件しか募集を行いません。

 

今回の匿名化解除は実名で貸付先を開示することは義務ではなく、引き続き匿名での募集も行えるわけですが(業者によっては実名案件と匿名案件を並行していく旨を発表している会社もあります)、弊社では基本的に貸付先の名前を開示できる案件しか募集しないという一番厳しいルールにしました。

 

貸付型クラウドファンディングは、匿名組合持分という有価証券(みなし有価証券)の募集を行います。

 

例えば、同じ有価証券である株式や社債で、発行する会社がA社やB社などと匿名になっており(そもそもそのような発行は許されていないわけですが)、基礎的な財務情報も開示されていないような案件に投資するでしょうか?私の個人的な答えは、投資しないです。

 

恐らく多くの投資家の皆様も投資しないという答えではないでしょうか?
それなのに同じ有価証券である匿名組合(貸付型クラウドファンディング)では、その貸付先がA社やB社などとなっていて、基礎的な財務情報も開示されていない案件に投資するのか普通に考えれば投資しないという答えではないでしょうか?

 

今まではルールで匿名化せよという事だったので仕方がなかったといえる面もありますが、(繰り返し恐縮ですが、そのような中でも弊社では可能な限り最大の情報開示を心掛けてまいりました)、匿名化解除された今後はどうでしょうか?

 

やはり貸付先の名前を開示して募集を行うべきだと考えるのです。

 

いずれにせよ今回の匿名化解除は、貸付型クラウドファンディングの業界において、大きなターニングポイントになることは間違いありません。

 

当社としては、投資家の皆様の信頼を裏切らないように真摯に業務を行っていきたいと考えています。


SAMURAI証券株式会社代表取締役社長 澤田聖陽

 

たたみかけてきますね!熱いメール、嫌いじゃないです。

 

匿名化解除の先手を打つ強み

 

SAMURAIは、ちゃんと投資家が求めることをやってくれるんですよね。

 

Fundsもそうですが、トップのフットワークも軽い。

 

大手がもたつく中、先手を打つと強みになりますし、匿名化解除は自社をアピールするいい好機だと思います。

 

世論は開示を求める声が大きいと思いますが、逆に「うちはいっさい開示しません!」なんて業者はいるのでしょうか....。

     

SAMURAI証券

  

 

※クラウドファンディングは、元本を保証する商品ではありません。”必ずご自分で”納得するまで調べ、リスクを許容した上で、投資してください。