満を持して発表されたOwnersBookの「US非上場eREIT第1号ファンド」。
久々の「エクイティ型」ということで、投資家の期待も大きかったのではないでしょうか。
トッティも楽しみにしてましたが、内容を検討した結果、投資はやめました。
満額成立は厳しいかも?
募集終了は明日2019年10月16日です。
現時点(10月15日22時)では「61%」埋まってますね。
最低投資額(3億円)は到達しましたが、神風でも吹かないかぎり、あと1日で満額成立は厳しそう.....
大人気のOwnersBookで期待されていたエクイティ型としては、総合的に「苦戦」といってもよいかもしれませんね(投資は人それぞれ。あくまて僕の主観です)。
既に天井にある国内リートではなく(私見です)、成長の見込める米国の私募リートということで、詳細の発表前は個人的な期待値も高かったんですけどね....
【関連記事】
【刮目】日本の投資用不動産市場の表と裏【ターニングポイントは?】
【OwnersBook】クラウドファンディングで米国非上場REITに分散投資!
米国私募リートが苦戦している理由
うーん。
最低投資額が50万円と高く、運用期間が5年2カ月と長期なのがネックになっているのは間違いなさそうです。
その他、ブログ村で複数の投資ブロガーさんも書かれていたように、
- 米国で30%の源泉徴収税(控除なし)
- 日本で源泉徴収税額(20.42%相当)
という「2重課税」の問題も小さくありません。
※本ファンドの想定利回り4.6%は「米国の源泉所得税の徴収後」かつ「国内の源泉所得税控除前」の利回り。
さらには「為替変動リスク」も。
「金額」や「期間」のほか、余計なリスクがいろいろ乗っかって利回り4.6%は......確かに慎重派にはムリですね。
海外不動産のクラウドファンディングでは、クラウドバンクなど他にもっと条件のいいファンドもある中、本ファンドが投資家に選ばれるのは難しかったのかもしれません。
OwnersBookでは23区内オフィスを中心に投資
個人的にはOwnersBookが得意な23区内のオフィスなら積極的に投資しますが、
今回のエクイティファンドで、敢えてリスクを取る必要もないのかなと思って、投資を控えました。
ただ、「海外リート」への投資がクラウドファンディングに浸透してくれば、また話は違ってくるとは思います。
「クラウドファンディングで前例がない」というハンデもあったかもしれません。
「海外リート」という試みは、まったく悪くないものの、僕がそう思っただけですが、ちょっと現時点では難しいファンドだったのかな、という感想です。
【クラウドファンディング業者一覧】
トッティの投資先からおすすめをピックアップ!
ジョイントアルファ(Jointo α)本格始動!【東証1部のクラウドファンディング】
SAMURAI(サムライ)の特徴と実績は?メリット・デメリット・感想まとめ
荒波にもまれ変貌を遂げるか?話題独占のFunds(ファンズ)を徹底分析
【不動産鑑定士が解説】FANTAS funding(ファンタスファンディング)の評判・メリット・デメリットまとめ
SBIソーシャルレンディングから分配金!【景気が減速しても安定した収入源を】
沖縄は不動産市況が絶好調だから...「Pocket Funding(ポケットファンディング)」はどうかな?
※トッティは「本当にいい」と思って紹介させていただきますが、クラウドファンディングは元本を保証する商品ではありません。投資する前は、ご自分でよく調べてみてくださいね。
【クラウドファンディング投資額集計】
業者 | 投資額 | 累計分配金(税引前) |
SBISL | 2,300,000円 | 150,151円 |
OwnersBook | 2,400,000円 | 76,195円 |
maneo(109万円期失) | 1,890,000円 | 269,227円 |
クラウドバンク | 1,230,000円 | 274,899円 |
CREAL | 1,310,000円 | 21,791円 |
Funds | 500,000円 | 5,392円 |
SAMURAI | 550,000円 | 3,500円 |
FANTAS funding | 850,000円 | 8,656円 |
LCレンディング | 250,000円 | 17,397円 |
クラウドクレジット | 200,000円 | 16,846円 |
Pocket Funding | 100,000円 | 364円 |
COOL | 30,000円 | 111円 |
合計 | 11,610,000円 | 844,982円 |