不動産クラウドファンディングを「データで見る」シリーズ、第6弾!ドドン!
<過去のデータで見るシリーズ>
第1弾:WARASHIBEをデータで見る
第2弾:Joint αをデータで見る
第3弾:CREALをデータで見る
第4弾:Rimpleをデータで見る
第5弾:ASSECLIをデータで見る
ブログではどうしても書く側の主観が入ってしまいがちですが(広告も貼ってますし)、ファクトベースの数字を出すことで、客観的にお伝えできるのかなと思って続けてます。
よくご存じの方は復習に、あまり知らないな~という方はどんな業者か”2分”で読めるようにまとめてますので、よかったらご活用ください。
さて。今回は、不動産クラウドファンディング初の日本保証の買取保証付きファンドで注目を集める「大家.com」です。
大家.comは2020年12月からスタートした不動産クラウドファンディング。2021年5月24日現在で、累計9ファンドが募集され、初回ファンドの運用が終了しています。
大家.comで直近に募集された6物件の立地・アセットはこちらです。
※あとあと横並びで比較できるよう、全業者で直近6物件に統一しています。
- 神奈川県横浜市(中古区分マンション)
- 東京都葛飾区(新築アパート1棟)
- 東京都世田谷区(1棟中古アパート1棟)
- 東京都練馬区(借地権付中古アパート1棟)
- 神奈川県横浜市(新築アパート1棟)
- 兵庫県神戸市(中古区分マンション)
大家.comは投資対象が全国です。募集されるアセットも、新築アパート、中古マンション、ときには借地権付きだったり様々です。
大家.comの初回ファンドは「広尾の1棟ビル2億円」でしたが、2ファンド目から一気に方針転換され、地方物件も投資対象となりました。
物件は、単身者向けの1Kからファミリー向けの3LDKまで幅広く、築年は概ね平成築。
続いて、大家.comの直近6物件の数字はこちらです。
- 平均利回り:約4.6%
- 平均募集期間:約9.2ヶ月
- 平均募集額:3,675万円
- 平均劣後出資比率:約27%
大家.comの最大の特徴は、日本保証による買取保証ですが、劣後出資比率(運営が優先して損失を負担してくれる割合)が幅広いことも大きな特徴です。
過去には、劣後比率が3%~70%までさまざまな案件がありました。特にリスクの高い開発案件では投資ハードルを下げるため、運営側が劣後比率を高めてくれる傾向にあります。
平均利回り4.6%は、不動産クラウドファンディングの中ではやや高め。一般的に、利回りは地方物件なら高くなりますが、東京都心だと低くなる傾向にあります。
平均募集期間は約9.2ヶ月と、長くもなく、短くもなく、だいたい中間です。
以上、大家.comをまとめると、
- 日本保証の買取保証付き
- 立地は全国展開、利回りはやや高め
- 劣後出資比率はバラツキが大きい
大家.comは中古マンションやアパートも多く、その名のとおり大家さんになれるという感覚に近いです。ASSECLIが好きな方は、大家.comも向いてるかもしれません。
“大家.com”はだれでも、かんたんに「大家」になれる不動産投資型クラウドファンディングです。
「大家」は大変なんてもう古い考え方。1万円からできる小口資金を使って新しい不動産投資を身近にしよう。
(引用)大家.comホームページ
物件によっては劣後出資比率が高くなることもあります。逆に言うと、劣後比率が低い物件もありますので、注意が必要です。
利回りがそこそこ高いものの、日本保証による買取保証がついてますし、大家.comを運営する株式会社グローベルスは、1996年設立の不動産の総合会社で、東証2部上場プロスペクトの子会社という点は安心材料です。
大家.comは、”攻め(利回り)”と”守り(日本保証)”のバランスが優れている、といえるのではないでしょうか。
\日本保証の買取保証付き/
【関連記事】