不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

マネオマーケットとJCサービスに対し投資家が集団提訴

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maneoマーケットと融資先のJCサービスなどに対して、投資家54人が11億円余りの損害賠償を求める訴えを起こすことになったようです。

 

 

NHKニュースの内容

 

 

「ソーシャルレンディング」をめぐっては、うその説明で投資を募ったなどとして、金融庁の行政処分を受ける業者が相次いでいて、代理人の鈴木英司弁護士は「投資したお金がどのように使われているかわからず、一部の事業者が、投資家への説明と違う形でどんぶり勘定でカネを使っている危機的な状況だ。投資家から集めた巨額の資金がどこに消えたのか説明する責任がある」と話しています。

NHKニュース「ソーシャルレンディング」投資家が仲介会社を提訴へから一部抜粋

 

昨日の記事では、個人的にも被弾しているマネオに対するうっぷんが溜まりに溜まって、かなり強い口調の記事を書いてしまいましたが、その翌日にこのニュース。

 

www.investment3000.com

 

同じような境遇にある投資家のストレスもマックスだったと思料します。

 

中国でも同様の詐欺が横行

 

ここ数年で急激に発展した日本のソーシャルレンディング。そのほころびにより、今では一部詐欺業者が百鬼夜行していますが、中国でも同じようなP2P融資で悪質な詐欺にだまされた人の悲劇がニュースになっています。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

「償還の遅れ」や「資金の横領」「殴る蹴るの暴力的な督促」などの問題が顕在化、被害を受けた人たちの叫び声が大きくなる中、当局は昨年、業界に一定水準のハードルを設け、不合格企業の淘汰を試みた。これがきっかけとなり、破綻するプラットフォーム業者が続出。同時に、P2P融資に投資をしていた人たちが巻き添えになった。

ヤフーニュース「投資で大損した中国の若い母親が自殺した本当の理由」から一部抜粋

 

「償還の遅れ」や「資金の横領」「殴る蹴るの暴力的な督促」と穏やかではありません。

 

ソーシャルレンディングに対する世間のイメージ

 

今回のNHKの報道もエッジがきいていて、悪徳業者のような扱いです。

 

これが今のソーシャルレンディングに対する世間のイメージそのものなんでしょう。

 

今回の報道により、より一層、ソーシャルレンディングに対するイメージがネガティブなものとなりました。

 

今は法整備も整いつつある転換期。一部の詐欺業者が浄化されることを願いつつ、健全な運用をしている業者は、今が踏ん張りどころです。 

   

 

※クラウドファンディングは、元本を保証する商品ではありません。”必ずご自分で”納得するまで調べ、リスクを許容した上で、投資してください。