今回は変化球でローカル移住ネタでいきたいと思います(*^^*)
突然で恐縮ですが、千葉県の「幕張新都心」って聞いたことありますか?
半島なので周りを海に囲まれた千葉県にあって、内海沿いのエリアは「ベイエリア」とも言われています。
そのベイエリアの一翼を担うのが「幕張新都心」で千葉県では一番ホットな街なんです!
幕張新都心ってどこにあるの?
幕張新都心は東京都心と成田国際空港の中間に位置しており、それぞれまで30分というとても便利な場所にあります。
<幕張新都心の位置>
(グーグルマップを一部加工)
幕張新都心のコンセプトは?
この新都心のコンセプトは...
スバリ「未来都市」!
未来型国際交流都市として各地区毎に「職・住・学・遊」の一体的な集積を目指している都市です。
実は、首都圏近郊のベイエリアには同時期に誕生した新都心が他にもあります。それは「横浜みなとみらい21」と東京臨海副都心「お台場」です。
横浜・東京の新都心の地価水準を比較すると、幕張新都心は大きく水をあけられており、その差は歴然です!もう土地価格では負け負けです。
...しかしですね。幕張新都心は、いつまでも負けているわけではありません。
幕張新都心のポテンシャルは高く、首都圏でも徐々に注目を集めていることから、これから更に発展していくエリアなんです。
幕張新都心に今何が起こっているのか?
<幕張新都心の地図>
(千葉県ホームページより一部加工)
住宅地として
例えば住宅地。
「幕張ベイタウン」と称される住宅地は、一つの街が形成されていて、とてもきれいに整備されています。この「幕張ベイタウン」は、東京・横浜よりも地価が安く、「イオンモール」や「アウトレット」があり、衣食住にかかる価格が手頃です。
住まいとしての価値に注目され、京葉線沿いの絶好の立地にある約34万㎡の広大な空地に首都圏最大級の住宅地として1万人が入居するマンションを開発中です。価格も4,000万円程度と比較的お手頃で、若いファミリー層に人気です。
勤務地として
勤務地としても、東京都心へ近く、かつ、賃料は東京より安いので、近年は進出する企業が増えつつあります。千葉市も企業誘致に力を入れてますし。
最寄り駅であるJR海浜幕張駅には「JR京葉・東京臨海高速鉄道りんかい線直通計画」があり、開通すれば都心への通勤がとても便利になる一方、都心からのアクセスも飛躍的に向上します。
商業地として
また、かつてのバブル崩壊後、次々と企業が撤退していった駅前商業地は、その活気を取り戻すかのように「三井アウトレットパーク幕張」をはじめとする大型店舗が続々と進出しています。
この幕張新都心にはイオン本社もあります。そのイオン本社のお膝元に、平成25年末に国内最大級の商業施設「イオンモール幕張新都心」が開業し、今では年間約3,000万人以上の人が訪れています。
ちなみに年間3,000万人って、日本一の集客力を誇るテーマパーク「東京ディズニーリゾート」の来園者数と同じです!
この施設が開業してからは、最寄り駅である「海浜幕張」駅の利用者が目に見えて増えました。
新駅開発予定もある
さらに、隣接地にはJR京葉線の海浜幕張―新習志野駅間の新駅開発に動いています。完成すればその効果は地域全体に広がることでしょう。
さらにさらに、日本サッカー協会が幕張海浜公園に「(仮称)JFAナショナルフットボールセンター」の建設や、周辺には商業施設を誘致することも検討されています。
そして2020年東京オリンピック・パラリンピックでは一部の競技が幕張で開催されることになっています。
リーマンショック後はゴーストタウンだった
忘れもしないリーマンショック以降、全国的に地価が下落し、みんながこぞって都心に向かう都心回帰が見られました。
その影響もあって、近年は都心地価が上昇したため、「都心から再び郊外へ」という流れがあります。その中で幕張新都心は再注目を浴びています。
かつては「未来都市」として大きな期待を背負うも、開業した途端にバブルが崩壊し、一次は「ゴーストタウン」と称されたこともありました。
停滞していた中、追い打ちをかけるように、
東日本大震災では臨海部の埋立地であるがゆえの液状化が発生しました。
僕もその当時、不動産鑑定士として幕張新都心を視察にいきましたが、その被害は深刻なものでした...。
......本当についていなかった幕張新都心。
荒波に揉まれながらも開発を続けた
でも、荒波に揉まれながらも、つきることなく開発を続け、“新しい都市”として変貌を遂げてきたのも幕張新都心。
今、まさに人の流入が増えつつあり、千葉県内でも最注目のエリアとなっています。
景気回復を追い風に開発が続き、その真価を取り戻す日も近いでしょう!
未来都市「幕張新都心」に移住。街もきれいで若いファミリーに特におすすめですよ。