前回の「WARASHIBEをデータで見る」って記事を書いてみたところ、自分の頭の整理にもなるなと思ったので、シリーズ化してみたいと思います。
今回はJointo α(ジョイントアルファ)。東証一部の穴吹興産が運営している、いわずと知れた不動産クラウドファンディングの有名業者です。
Joint αの立地・アセット
さっそくですが、Joint αで直近に募集された6物件の立地・アセットを並べてみると・・・
- 大阪府大阪市(区分マンション)
- 千葉県市川市(区分マンション)
- 東京都江東区(区分マンション)
- 大阪府大阪市(区分マンション)
- 福岡県福岡市(区分マンション)
- 大阪府大阪市(区分マンション)
※アルファアセット小樽駅前は、募集延期のため除外しました。
Joint αでは、ときどきホテルなんかの特殊ファンドも募集されますが、基本は区分マンションですね。
ただ、区分マンションといっても、他の通常の不動産クラウドファンディングだとワンルーム系が主流の中、Joint αは広め50~90㎡のファミリータイプです。
収益性のみで見れば、同じ面積で数多くの部屋が作れる単身者向けの方が合理的ですが(J-REITも単身者向けが多い)、分譲マンションが得意な穴吹興産では、高級路線のファミリータイプが多いです。
物件価格が高いので、富裕層やインバウンドも売却先の対象になるかもしれません。
また、立地は全国展開する穴吹が運営しているだけあって、東京、大阪といった大都市から、千葉、福岡と地方にまで及びます。
Joint αを数字で見る
続いて、直近6物件のJoint αの数字を平均するとこちらです。
- 平均利回り:約3.4%
- 平均運用期間:12ヶ月
- 平均募集額:約9千万円
- 平均優先出資比率:70%
- 平均劣後出資比率:30%
Joint αの利回りは、他の不動産クラファンと比べてかなり低いです。投資物件が都市部の高級マンションの一室なので、まあ、仕方ないかと思います。
ただ、Joint αは地方でも割と堅い利回りだったりします。京都で利回り3.8%とかなので。利回りが低くなる主な要因は、”賃料の低さ”か”物件価格の高さ”がありますが、Joint αは後者だと思います。
あと、Joint αは劣後出資比率が30%と高いことも特徴かと(30%までの損失は運営が優先的に負担してくれる仕組み)。物件売却時の担保がしっかりしてます。
募集金額は約9千万円と大きいものの、抽選倍率は最近10倍くらいになります。人気業者なので、なかなか投資できません。これはネガティブな要因ですね。
募集頻度は1~3ヶ月に一度とけっこうバラツキがありますが、同時に3件が募集されることもあります。
まとめ
Joint αの特徴は、
- 運営の安定感
- 利回りの低さ
- 劣後出資比率30%
あらためてまとめてみると良く分かります。Joint αは、物件&運営ともガチガチで、利回りは低くても手堅く投資したい人向けですね。言わずもがな。
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【Joint αって何?】
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