社長インタビュー
社長、今日はよろしくお願いします!
はい、よろしくお願いします。
早速ですが、不動産投資のブームっていつから始まったんですか?
昔から不動産投資自体はありましね。
不動産投資のブームを振り替えると、少し早い方はリーマンショック前からやられてました。
ほうほう。
当時は高属性のサラリーマンがかなり良い条件で大型の物件を購入してリタイヤ、セミリタイヤで成功した方が走りでしたね。
なるほど~。
実際2002~2004年位はこんなに不動産投資の本は出ておらず、藤山さん、山里さんなど本当にごくごくわずかだったと思います。
ぼくも15年ほど前、元祖サラリーマン大家「沢孝史」さんのセミナーの手伝いをしたことがあります。
(あの時物件を買っておけば......)
サラリーマン大家さんという造語ができたのもその頃ですね。
その後、ブームになっていったんですか?
更に不動産投資が過激になってきたのはその後の2000年後半頃からという印象です。
一般人も参入し、銀行もジャブジャブ貸してましたから。物件価格もそれにしたがって高騰していきました。
最近は不動産投資がブームになって物件が高くなり過ぎですね。
安く買えて、高く売れるのが商売の基本ですからね。
今は高すぎますね。トッティさんのおっしゃるとおりだと思います。
いやあ、そんな(照)
どんな人が買ってますか?
そもそも、きちんと相場を分かっている方がどのくらいいらしゃるのかも疑問ですが......。
不動産投資についてそれほど詳しくない方、不勉強の方が多く参入してきていますね。
素人が不動産本を読んで安易に参入したから価格が高騰していると?
そう。それで相場がくずれているという現実が問題なんだと思います。
やはり今は買い時ではないですよね?
確かに今は買いではないと考える方も増えていると思います。
それに、単に価格が高騰したから買わないという理由だけではなく、全体的に融資が締まってます。
ふむふむ。
昔みたいに多少年収が低く、自己資金が少なくてもフル、オーバーが当たり前という時代は終焉しました。
(フルは「フルローン」のこと。オーバーは「オーバーローン」のことだな......)
今はそもそも融資自体厳しくなり撤退を余技なくされている方が増えてます。
スルガショックもあり、今後は融資も厳しくなる方向性にあります。
昔は年収600万でも普通に貸してくれた銀行が今はお払い箱な状況のため、投資をやりたくてもできませんよ。
不動産投資業界も、今は厳しいんですね。
正直今のご時世は、我々不動産業界にとっても氷河期でかなりの痛手の時期です。
買わないという方だけでなく、欲しくても現実的に融資が付かず、買えないという方もいる状況にありますね。
社長は不動産投資の仲介・コンサルティング会社を経営されてますが、最近の引き合いの状況は如何ですか?
成約数は数年前と比べると下がってますね。
なんだかんだ毎月成約はありますが。
どういう方が今の時期に良い物件を買われてますか?
全てをできないとくくるのではなく、あきらめないで探している方が買えていますね。
(ハッ!あきらめてた......)
今後、買い手市場はきそうですか?
私も個人的には今後、あと数年は融資情勢は厳しいままだと思います。
正直、次にいつ買場がくるのかは分かりません......。
ただ、これ以上融資が厳しくなれば価格は下がっていくでしょう。
なるほどなるほど。
一部エリアでは既に下落が始まってますよ。
いつ買うかは、その方の投資判断ですね。
ふむふむ。
原状以上に融資が締まり、もっと価格が下がってきたら、現金を持っている方が威力を発揮します。
そこがまさに買い場だと思います。
融資が引き出せないから現金を持ってる人が強いと。(......貯金しとこう)
かくいう私も個人投資家の目線もありますので、今の時期でも自分にとって良い情報であれば購入していくつもりです。
こんな時代に良い物件を見つける人はどんな人だと思われますか?
やはり人と同じ物件を買うのではなく、あえて難しい事にチャレンジする人だと思います。
また、今は相場より高いものを買わないという事に徹底するだけでも、だいぶ違うものになるのではないでしょうか?
人と違うことをせよ!ちゃんと不動産の勉強をしてから適正価格を見極めよ!と。
社長、今日は貴重なお話ありがとうございました!