皆様、いかがお過ごしでしょうか。お盆休みも終わって今日から仕事という方も多いと思います。
いまいち天気も悪いですし、個人的には低気圧が苦手なので・・・なんとなく気分も晴れませんが、今日からまたがんばりましょう。
さて。今日は思いつきの雑談回です。最近は不動産クラウドファンディングが本当に増えましたので、その理由と波及効果について考えてみました。
よろしければお付き合いくださいませ。
不動産クラファン業者が激増した理由
僕が言うまでもないと思いますが、ここ1~2年で急激に不動産クラファン業者が増えましたよね~。30~40業者くらいあるのでしょうか。ほんの2、3年前まではCREALとFANTASしかなかったのに・・・
何度か本ブログでも書いていると思いますが、業者が増えた理由は次の3点かと。
- 2017年の不特法改正で、ネットで書面の確認が可能になった
- 不動産投資系インフルエンサーの増加で不動産が市民権を得た
- 高齢化の進行による不動産仲介業からの脱却のため
2017年の不特法改正による影響がもちろん大きいですし、YouTubeやブログなどで不動産投資関連のインフルエンサーが増えたことも要因かと思いますが、個人的には3番目の「高齢化の進行による仲介業からの脱却」も地味に影響してるんじゃないかなと思ってます。
要は、日本では高齢化が進んでいますが、高齢者は基本的に引っ越しをしないので、これからますます不動産仲介業が苦しくなり、不動産会社が不動産クラファンに活路を見いだしている、というシナリオです。
【詳細はこちらの記事で書いてます】
インフルエンサーは流行廃りがありますが、その他はシステム的な要因(不特法)と構造的な要因(高齢化)なので、まだまだブームは続きそうです。
ちなみに昨日、僕の弱小ツイッターに、利回り不動産の顧問の他、クラファン関係でご活躍されている澤田さんがメッセージをくださいました。
佐藤社長は、不特法の生みの親みたいな人ですよね。
— 澤田聖陽(さわだきよはる)@メルマガ著者(元証券会社社長) (@k19sawada) 2021年8月16日
利回り不動産はローンチできて良かったです。
今年から来年にかけて、金商法のクラウドファンディングや不特法のクラウドファンディングで役員や顧問で関わっているところが3件ほどローンチする予定です。
乞うご期待ということで。
佐藤社長は、不特法の生みの親みたいな人ですよね。
利回り不動産はローンチできて良かったです。
今年から来年にかけて、金商法のクラウドファンディングや不特法のクラウドファンディングで役員や顧問で関わっているところが3件ほどローンチする予定です。
乞うご期待ということで。
COZUCHI関係のやり取りの中で、利回り不動産や不特法の話題になっていただいたコメントの抜粋です。
今年から来年にかけて、融資型、不特法型クラファンで澤田さんが役員や顧問で関わった業者が3件ほどローンチするという・・・まだまだクラファン祭りは続きますね。楽しみです。
波及効果①「募集利回りが高くなった」
最近の不動産クラファンの募集利回り、高いですよね。7~8%は当たり前、10%や20%も散見されるようになりました。
これには不動産クラファン業者が激増したことが関係していて、やっぱり何らかの形で投資家のメリットを大きく打ち出さないと、競合に勝てなくなってきてますよね。
それがキャンペーンだったり、高利回りだったり。
ちなみにキャンペーンを拾いまくって、先月は1.2万円分も貰ったのはこの私です。
資本力のある業者ならまだしも、市場利回りと乖離したこの高利回りは永久には続かないと思います。つまり、今は投資家にとっては紛れもない「ボーナスステージ」です。
ゆくゆくは市場利回りに収れんしていくと思いますが、不動産の市場利回りも今は底ですからね。都内だと2%台なんて取引もありますし、地方でも低利回り化が進行しています。
市場利回りと高利回りの差分は業者が負担されていたり、投資家の優先出資分で補填されるケースもあるかもしれませんが、いずれにしても「高利回りはいずれ終わる。今はボーナスステージだ」ということは認識しておいた方が良いと思います。
★
あ、利回り不動産の話がさっき出たので。利回り不動産が今募集している7号ファンド。まだ完売していません。
【関連記事】
東京江古田で利回り5.5%なので、マーケットから見ると決して低くはないんですけどね。投資額の1%分のワイズコインプレゼントもありますし。
募集額も大きいですし、他業者が高利回りラッシュだから残ってしまってるんだと思いますが・・・ちなみに僕は投資しました。
もちろん利回り不動産から広告を頼まれたわけではありませんが(笑)、こういう案件が残ってしまうのはあまり健全ではないのかな・・・と思うので援護射撃をしてみました。
本ブログはほとんどがリピーターという特殊な集客構造になっておりますので、もう知っている方がほとんどだと思いますが・・・念のため。
波及効果②「投資家の分散投資の可能性が高まった」
これも不動産クラファン業者が増えたことから派生したものです。投資家にとっては分散投資先が増えましたよね。
高利回りもそうですが、投資先を選べるようになったのは大きなメリットかと。
これだけ増えれば、投資先は「業者」でも選べるし、「立地」でも選べるし、「アセット(用途)」でも選べます。
例えば財務基盤が盤石な上場企業とベンチャー企業を組み合わせたり、東京都心と郊外や地方都市を組み合わせたり。アセットでは手堅い住宅系とチャレンジングな店舗やホテル系を組み合わせたり。
はたまた更地から開発するファンドなのか、既に稼働している収益物件なのかによっても利回り水準は全く異なります。
アセット分散については、今は住宅、商業、ホテル、再開発の他、最近はヘルスケア(クループホーム)なんかも登場しましたよね。
【関連記事】
【TECROWD初の国内ファンド】利回り11%のグループホーム
そのうち、不動産クラファンでも物流が登場すると予想してますが・・・どうでしょ。
ちなみに、業者、立地、アセットのすべてが利回りに収れんされるので、投資判断のポイントは「利回り」です。
【関連記事】
資本力のある大企業なら高利回りが可能ですし、立地が良ければ利回りは低くなり(逆もしかり)、住宅や物流なら利回りは低くなりますが、ホテルや店舗系はリスクも高まり利回りも高くなる・・・とか。
分散投資については、何度か本ブログでも記事にしてますので、何かの参考になればうれしいです。
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おわりに
思いつきで頭の中に浮かんだことを一気に書いてみました。
不動産クラファン業者が増えたことの波及効果として、利回りが高くなって分散投資先が増えたので、投資家にとってはオアシスですが、業者の視点で見るとけっこう厳しいんだろうな~と思います。
ただ、まあ、さっきも書きましたけど、高利回りもいつかは終わると思うので、投資家は今のうちにその恩恵をもらっておいた方がいいのかな、とは思います。
ではでは。最後に高利回りの新業者「みんなの年金」の記事をご紹介して終わりたいと思います。今日も健やかにお過ごし下さい。
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