投資の時間

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士がクラウドファンディングに投資してみる(予算3000万円)

未来を信じ、今を我慢し、異常に集中すれば、道は開ける


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弁護士、公認会計士と比較すると、圧倒的に認知度が低い不動産鑑定士。「メディアに出てこない職業」という点では逆に有名なのかもしれません。

 

試験の合格者は年間100人前後しかいません。

 

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司法試験の合格者が年間2千人程度なので、20分の1です。

 

日本の不動産投資の世界でも不動産鑑定士の認知度が上がり、活躍する場が広がることを願いつつ、僕が試験に合格したのは2008年。

 

今回の記事は、不動産鑑定士試験に合格した10.5年前に「誰かのための合格体験記」というタイトルで、恥ずかしながらどこにも寄稿しないのに書き留めていた日記のほぼ原文です。

 

ただ、今読んでみても、けっこう良いこと書いてると思うので掲載することにしました。

 

昔に書いた稚拙な長文になってしまうので、最初に一言でまとめておくと、当時の僕が言いたかったことはこれです。

 

「未来を信じ、今を我慢して、1つだけにフルコミットすると、異常な集中力が発揮され、必ず道は開ける」

  

  

「誰かのための合格体験記」

※原文はかなり長文だったので、一部のみを抜粋しました。

 

はじめに

 

この不動産鑑定士試験を受験するにあたっての、多くの方々の無私の努力に深く感謝したいと思います。
TAC講師の先生方の授業は素晴らしかったです。
そして励ましあった受験仲間の皆さん。
さらに遠く離れた地元の家族。大病が発覚したにもかかわらず、そのことを試験が終わるまで隠し続け、私を支えてくれた母、受験期間中に天国へ旅立った祖母にも、心からお礼を言わなくてはなりません。
これらの方々の支えがなければ、私の合格はありえませんでした。

 

試験勉強1年目

 

1年目の初期段階は、とにかく分からないことばかりでした。

 

講義をきいてもテキストを読んでも理解できないことが多く、仕事で帰宅が遅くなり、予習・復習が十分にできなかったこともあるかもしれませんが、はっきりいって、ほとんどついていけませんでした

 

その為、当然ながら答練でもまともに書けるはずはなく、上位生がカリカリとすごいスピードで書いているのを横目に泣きそうになったのを覚えています。

 

はたして本当に自分が各科目毎に白紙の答案用紙を埋めることができるようになるのか、と本当に心配でした。白紙で提出するわけにはいけませんから、何かしら適当なことを自分で考えては書いてみるのですが、結果散々な点をとっていました。

 

0点を取ったこともあります

 

しかし、2年目の途中からは会社を退職し、受験に専念できる環境になると、時間的・精神的に余裕ができ、しだいに講義の内容についていけるようになりました。

  

試験勉強2年目 

 

初年度は試験を受け終わった段階で、落ちただろうと思っておりましたので、試験後は実家に帰省したり、友達と海に行ったりして試験の疲れを取り、8月中旬には来年の本試験に向けて勉強を開始していました。

 

2年目は背水の陣2年目不合格という選択肢は許されませんでした

 

自宅の勉強机の前には「絶対合格」と墨で大きく書いた紙を貼り、自分を鼓舞しました。2年目で絶対合格を最優先課題とし、合格のためなら何でもしようと思いました。

 

このように書くと、辛い苦学生のように感じられるかもしれませんが、当の本人は打ち込むべき対象が受験勉強のみ、とはっきりしていたので、辛いとは思いませんでした

 

もちろん、不安はなかったとは言えませんが、それよりもむしろ、30歳で勉強に打ち込めるなど、私はこの環境に感謝しなければいけないと思っていました。このような環境に幸せを感じ、謙虚さを持って勉強することができました。

 

今思えば、運動選手が「ゾーン」と呼ばれる心理状態では驚くべき成果をあげることができるように、毎日が楽しいと感じる心理状態で勉強に打ち込むのと、そうでないのとでは、成果も大きく違ってくるのかもしれません

 

楽観的に物事を考えることは、脳にも良いような気がします。

 

直前期

 

TACの上位生は死ぬほど勉強をしており、そのレベルは、合格が狙えるであろうある一定レベルにひしめきあっています

 

それはつまり、知能レベルがほとんど同一であろう大多数の受験生は(もちろん私も含め)、講義を集中して聞き、何度も何度も復習を繰り返せば、いつかは必ず合格を狙える位置まで辿り着けるということになります。

 

実際、上位生と話をしていても、また返却された答案を見ていても、さほど知識量に差があるとは思えませんでした。

 

合格率が非常に厳しくなった昨今、ほんの少しだけ抜け出す為には、私は知識の他、何かメンタル的な要素が必要なのではないかと思います。 

 

私はある程度のレベルに達すると、本番で自分の力を出し切るには、本番当日に最高の健康状態と精神状態で試験に臨むことが一番大切だと考え、健康状態と精神状態を試験当日、ベストの状態に調整する為にはどうすればよいかを考えました。

 

つまり、本番は単に知識だけの勝負でなく、それらの調整力も含めた「総合力」の勝負だと考えました。

 

これは社会人の方には納得して頂けると思いますが、社会に出てからも言えることだと思います。 健康状態と精神状態は密接に関連しあっているので、両者バランスよく調整すると、最高のコンディションになるはずです。

 

健康状態が悪くなると、精神状態も悪くなり、勉強なんてできません。よって両者を等しく考慮する必要がありました。 以下私の調整方法です。

 

健康状態の調整

 

健康とは、つきつめていけば、「食事」と「睡眠」に尽きるのではないでしょうか。

 

私は、受験期間中、運動は全くしませんでしたが、健康状態は常に良好でした。

 

特に直前期は頭にいいとされているDHAを多く含んだ食材をできるだけ取り入れた食事を規則正しく3食とり、遮光カーテン、アイマスク、耳栓等を活用し十分な睡眠をとることだけを心がけました。結果、体調を崩すことはありませんでした。 

 

尚、本番前日の睡眠は特に大切です。睡眠不足では頭が働かず、一年に一度の試験にも関わらず、今までの苦労が水の泡になってしまう。

 

緊張して眠れないのは十分過ぎるほど分かりますが(私もそうでした)、低温のお風呂に入って、お酒でも飲んで(ただし、飲みすぎるとかえって覚醒してしまうので、ちょうど眠くなる量を事前に見極めておく必要があります)、なんとか寝てしまうのが良いのは間違いないと思います。

 

しかし万が一、朝まで眠れなかった場合は、朝に暑いお風呂に入ると頭が冴えると思います。私も1年目は緊張で、ほとんど眠れませんでしたが、朝風呂で目を覚ましました。

 

精神状態の調整

 

「やりきった」という精神状態に辿り着くことが重要だと思います。 

 

この状態にないと直前期に詰め込みすぎ、肝心の本番で精神的に疲れてしまい、実力を出せないかもしれません。

 

私は2回目の受験では本番1ヶ月前において「自分の中でできることは全てやった」という精神状態にありました。

 

よって、それまでは一日13~15時間勉強していましたが、そこから徐々に勉強量を減らしていきました

 

最後の1週間は、基準の暗記の維持を一日2、3時間していたくらいで、ほとんど勉強しませんでした。

 

あえて勉強をしない、という選択は、受験生にとって怖い選択ですが、試験当日の精神状態を良好にすることを優先し、休む勇気も必要だと考えました。その結果、精神的に余裕をもって本試験に臨むことができました。

  

精神的支え

 

理解してくれる人が身近にいないと、この試験は本当に辛いと思います。

 

まず、私は受験仲間の存在が大きかったです。私は初年度は受験仲間を作ることができず、一人孤独でしたが、2年目には、TACで公平無私な受験仲間を作ることができました。

 

それらの仲間は、様々な情報を相互に共有できるという点はもちろんのこと、同じ目的意識をもって努力しているという点で、長期間の受験勉強を必要とする鑑定士試験における精神的な支え、及びモチベーションの維持において非常に重要でした。

 

本当に難関なこの試験に軽い気持ちで挑んでいる人はいなく、皆それなりの覚悟をもち、他の何かを犠牲にしながら、人生をかけて挑んでいます

 

くじけそうなときも何度かありましたが、TAC自習室で早朝から夜まで勉強している仲間の姿を見て、私もがんばろうと思いました。 

 

また家族の存在も非常に大きかったです。私は独身ですので、一番大切な存在は遠く離れた地元の家族でした。

 

会社を退職し、受験専念で勉強すると伝えたときは心配をかけたでしょうが、全く反対せず、理解し、心から応援してくれました。家族で寄せ書きした励ましの手紙を何度もくれ、いつも遠くから見守り、支えてくれました。

 

合格することが家族への一番の恩返しであると信じて、勉強のみに打ち込むことができました。 

 

このように、30歳という人生の節目の中で、一つの大きな目標に向かって仲間や家族と共に歩み、真正面から誠実に取り組めたことは、私の人生の中で非常に意味のある経験だったと思います。

 

昔の稚拙な文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
   


 

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