千葉県では浦安、幕張、千葉駅周辺などでホテル開発ラッシュが続きます。
千葉県にホテルがポコポコできる一番の要因は、日本最大のテーマパーク「東京ディズニーリゾート」があるからです。
特にすごいのが浦安ですよ!
浦安には、東京ディズニーリゾートへの来園者をターゲットとしたホテルができるできる.....
東京ディズニーリゾート周辺のホテル開発
平成28年
- 東京ディズニーセレブレーションホテル(ウィッシュ、ディスカバー合計702室)
- シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの新館パークウィング(1,000室以上)
平成29年
- ラ・ジェント・ホテル東京ベイ(291室)
- 変なホテル舞浜東京ベイ(100室)
- 日和ホテル舞浜(80室)
- ホテルドリームゲート舞浜の新館アネックス(80室)
平成30年
- ホテルエミオン東京ベイの新館エミオンスクエア(204室)
- コンフォートスイーツ東京ベイ(312室)
- 東京ベイ東急ホテル(638室)
- イビススタイルズ東京ベイ(216室)
平成31年
- ハイアットプレイス東京ベイ(365室)
平成28年から平成31年の約4年間で、実に約3,000室が供給されました。
今後もホテル開発が続く
すでに「東京ディズニーリゾート」周辺のホテル客室数は11,000室を超えてます。
一つの街だね!
さらにオリエンタルランドがディズニーブランドホテル(475室)を新設することを発表してます。
このホテルは1泊10万円超えの客室もあるそうだよ!
ホテルマーケットの歴史
ホテルはリートでも主要なアセットとして定着してます。
今でこそ、ホテルは好調ですが、この10年間のホテルマーケットの歴史を振り返ると、冬の時代も長く続いていたんですよ。
平成19年~平成21年ごろ
リーマンショックに端を発した世界的な景気の冷え込みにより、国内旅行人数や消費額は大きく減少した。
平成23年ごろ
東日本大震災、福島第一原発の事故により、直接の被災地である東北地方のみならず、全国的にツアーキャンセルが相次ぎ、旅行人数は大幅に減少した。
平成24年ごろ
LCC(低コスト航空会社)が相次いで運行を開始し、飛行機の利用者が増えたこともあり、国内の旅行需要はやや回復傾向に。
平成25年ごろ
アベノミクスへの期待から円安・株高になり、景況感が好転。LCCの路線増加も相まって国内旅行の需要も増加。東南アジア5か国のビザ免除・緩和も追い風になり、インバウンドが過去最高の1,000万人を突破。
平成26年ごろ
消費税が5%から8%に引き上げられ消費が落ち込む。さらに台風や豪雨も続き旅行人数や消費額が減少した。
平成27年ごろ
北陸新幹線の開通、円安が進行したこともあり、日本へ旅行しやすい環境に。インバウンドは過去最高の約2,000万人を突破。
平成28年ごろ
インバウンドは2,400万人を突破。ただし、中国やアジア各国の経済成長の鈍化や、一時円高になったこと、国内では将来への不安から節約志向が広まったことから、旅行者数は伸び悩む。
平成29年ごろ
中国政府による関税引き上げや為替の変動で、いわゆる「爆買い」は縮小傾向に。旅行の目的が「買い物」から「体験」へシフト。都市部やリゾートホテルの開業ラッシュが続く。
平成30年ごろ
インバウンドは3,100万人を突破。その恩恵を受け、機関投資家によるホテル投資が増加。東京五輪後も中長期的に高いニーズがあるとみて、主要商業地でホテル開発が続く。
現在のホテル市況
円高や中国経済などの懸念材料はあるものの、大型ホテルの開発は続き、インバウンド需要も安定してます。
ですので、天災等の特段のアクシデントがない限り、宿泊市場は好調を維持しそうです。
ホテルの取引のプレーヤーの多くはJ-REIT、私募REIT、米系投資ファンド、アジア系投資ファンドをが中心ですが、好調なホテルパフォーマンスに牽引されて、プレーヤーの取得競争は過熱化した状態が今も続いています。
ディズニーリゾートの巨大化
オリエンタルランドは約2,500億円を投資して「東京ディズニーシー」を約2割大きくするとし、2022年度中に開業する予定としています。
ということは、まだまだホテルもできる?
...そのようだね。
そのうち、海を埋め立ててホテルを作るんじゃないでしょうか。