投資の時間

不動産鑑定士のリアル資産運用(投資予算3000万円)

【成績公開】米ドルへの通貨分散と買ってはいけない金融商品

 

こんにちわ。

 

日本円だけでは将来不安なので、通貨リスクを分散させようと、2016年6月に世界の基軸通貨である「米ドルを100万円分」買いました。

 

最近、円安ドル高が進んでいるので、ドルの価値は高くなってるはず

 

「少しくらい増えてるかな~」と思い、久しぶりにネットで確認してみましたが・・・

 

購入時の手数料6%(6万円)が高すぎて、まだマイナス(元本割れ)だった・・・!

 

2016年6月の購入時は1米ドル=106.96円 だったのに対して、2018年9月18日現在は1米ドル=111.33円です。

 

今回の記事は「円安が進んだし、2年3カ月も利回り1.1%(詳細後述)で運用してるのにまだマイナスってどんだけ手数料高いねん!」という話でございます。

 

 

1.手数料が高すぎる件

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2016年6月にみずほ銀行を窓口として、第一フロンティア生命の「プレミアカレンシーM(通貨指定型個人年金保険) 」で米ドルを100万円分購入しました。

 

購入時の100万円は、当時のレート1米ドル=106.96円で換算すると、9,349.29米ドルになります。

 

<日本円100万円を米ドルに換算すると>

 1,000,000円 ÷ 106.96(当時の為替レート) = 9,349.29米ドル(購入した米ドル)

 

10年間運用するつもりでしたので、この9,349.29米ドルから、購入時手数料の6%が引かれました。

 

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日本円にすると6万円ですね。

 

この6万円が購入窓口であるみずほ銀行と、商品の運用先である第一フロンティア生命で分配されます。

 

<手数料>

 9,349.29米ドル(100万円で購入した米ドル) × 6%(手数料率) = 560.95米ドル(支払った手数料)

 

そして実際の運用は手数料を引いた残りを元本として始まります。

 

<実質的な運用元本>

 9,349.29米ドル(100万円で購入した米ドル) - 560.95米ドル(手数料) = 8788.34米ドル(実質的な運用元本)

 

運用利回りは1.73%で固定ですが、手数料を考慮すると実質的な利回りは1.102%となります。

 

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これを、実質利回り1.102%/年(固定利回り)で2年3カ月運用した現在の積立金額は9,137.29米ドルとなります。 

 

<2018年9月18日時点の積立金額>

 8788.34米ドル(2016年6月時点の元本) 

→ 年利1.102%で2年3カ月間運用(複利) 

→ 9,137.29米ドル(2018年9月18日時点の積立金額)

 

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2016年6月時点で9,349.29米ドルでしたが、手数料を560.95米ドル引かれたので2年3カ月経過した2018年9月時点でも9,137.29米ドルにしかなっていません

 

9,349.29米ドル(100万円で購入した米ドル)ー 9,137.29米ドル(2018年9月18日時点の積立金額)= 212米ドル分のマイナス

 

投資元本にも到達していません(到達率97.7%)

 

元本に対して97.7%にしかなっていないので、今後、年利1.102%で複利運用を続けたとしてもあと2年以上はマイナスが続くということになります。

 

そう考えると、利回り1.1%に対して手数料6%は高すぎますね。

 

手数料を取り戻すのに5年かかる。。。どうじて当時はこんな簡単な仕組みに気づかなかったんだろう。。。当時のぼくを殴ってやりたい。

 

2.途中解約すると金利の影響を受ける

 

しかも途中解約すると市場調整が入り金利の影響を受けることになります。

 

購入当初の金利は、積立利率の1.73%であったのに対して、2018年9月時点ではアメリカの金利が上昇(10年物国債3.27%)してるので、途中解約すると大幅なマイナスになる見込みです(増減率87.6%)。

 

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為替レートでは確かに円安ドル高で、米ドルを持っていると有利な状況にあるのですが、それ以上にアメリカの金利上昇の影響が大きく、マイナスとなっています。

 

解約するに解約できず。

  

3.金利は途中解約時にのみ影響

 

ただ、市場調整はあくまで「途中で解約した場合」に金利の影響を受けるので、途中解約しなければ何の影響もありません。

 

2026年の満期時には必ず積立額が10,432.71米ドルになることは確約されているので、途中で心が折れない限り、米ドルを持ち続けたいと思います。

 

4.為替は解約時に気にすればいい

 

10年間運用すると決めたら、満期時2026年6月時点の為替の影響を受けるだけになります。

 

これからも円安は進みそうなので、最悪元本割れにはならないでしょう。

 

結局、為替の影響を受けるのは満期の売却時だけなので、途中で気にしてもしょうがないんですけどね。

 

5.教訓として

 

「貯金が日本円だけでは危険だよ」、というのが今の世の中の流れだと思います。これが米ドル、豪ドルなどの外貨、仮想通貨なども買われる要因になっています。

 

日銀のマイナス金利導入という異例の金融緩和を行い、物価を押し上げようと日本円を大量に刷っているので、普通に考えれば今後インフレが進み、日本円の価値は下がっていくことは分かります。

 

仮に、2%の物価上昇となれば、100円のものが102円になるということです。価値でみれば、今まで100円だった価値は98円になってしまいます。

 

日本円のハイパーインフレの可能性もあり、確かに日本円だけでなく、複数の通貨を持ち、通貨リスクを分散させておいた方がいいと思います。

 

その中でも、国として経済が安定している米ドルの価値が相対的に高くなる(ドル高=円安になる)可能性があり、米ドルは安心して保有できる通貨です。

 

長期的にみて円安が進めば、為替差益も期待できます。

 

ただ、米ドルや豪ドルを買うとしても、銀行窓口で買うのはやめましょう。

 

今はネット経由でいくらでも手数料の安い商品がありますから。

 

手数料は非常に重要です。身に染みて。

 

利回りもかならず手数料を含めた純利回りで考えることが大切だということが再認識でできたと、前向きに考えたいと思います。

 

www.investment3000.com

 

ぼくの失敗談ですが、みなさんは気を付けて下さいね。参考になればうれしいです。