不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

不動産投資型クラウドファンディングはどこまで物件調査する?

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こんにちわ!クリック合戦にめっぽう弱い投資家トッティです。

 

 

CREAL新規募集「ルーブル旗の台」

 

さてさて、CREALより新規案件の募集があります。

 

2月22日開示予定の大型ファンドでうまく投資家をじらしておいて、その間の繋ぎのような小口案件です(^^;)

 

アセットは区分所有のレジデンス、物件名は「ルーブル旗の台」、募集総額は1,687万円です。

 

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ルーブル旗の台

 

簡易調査は超ざっくり

 

評価を担当したのは「JLL森井鑑定」。少額の区分所有なので公表されている物件評価内容は今回も「簡易調査」となっています。

 

そして森井の簡易評価は相当手を抜いてると予想!(^^;)

 

ただ、これは全く悪いことではありません。JLL森井鑑定に支払う評価報酬が「不動産調査報告概要取得費用」として計上されてますが、たったの10万円。手を抜いて当然です。

 

簡易調査のドキュメントはインターネット上に公開されていますが、ざっくりし過ぎてて、投資家側はこれを見ても、評価の詳細はほとんど分かりません

 

不動産鑑定士であれば、時間があれば自分で査定した方がいいかもしれませんね。

 

僕はたま~に査定内容をブログで無料公開してますが、10万円以上の作業はしてると思います(*^^*)

 

簡易調査とする2つの理由

 

CREALでは区分所有などの小口案件では、正式な鑑定評価ではなく、簡易調査としていますが、それには2つの理由があると思っています。

 

理由その1

 

1つ目は運営会社ブリッジ・シー・キャピタル側の理由で、評価機関へ支払う報酬を安くするため。

 

小口案件なのでブリッジ・シー・キャピタル側の実入りも少なるなるので、経費削減のため当然といえば当然です。

 

理由その2

 

2つ目はJLL森井鑑定側の理由で、評価の詳細を公開すると、その内容について投資家から質問されたり、突っ込まれたりするのが面倒くさいため。

 

投資家の中には、僕のように不動産に口うるさい人もいるかも知れませんし、報酬が「たった10万円」で細かな問合せの対応まではできない、というのがJLL森井鑑定の本音だと思います。

 

両者の都合が合致したため、超ざっくりな「簡易調査」になってると推測します。

 

投資家はどこまで物件分析するか

 

投資家も物件分析をどこまでやるのか、悩みどころです。

 

調べようと思えば、どこまでも時間をかけて調べられるのが不動産の評価です。

 

www.investment3000.com

 

個人的には、小口の区分所有であれば、かけられる時間や費用対効果の兼ね合いから、

 

  • 取引事例比較法においては、取引事例の価格水準に違和感がないか
  • 収益還元法においてはCapレートは適正か(森井鑑定は粗利回り)

 

程度でOKだと思ってます。ちなみに、JLL森井鑑定の簡易調査は必要最小限の作業で「60点狙い」かと思われます。

 

不動産投資型クラウドファンディングCREALは、投資先が見えないソーシャルレンディングより安心感があり、大型ファンドもあって投資していて楽しいですね。

 

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このブログでもちょくちょく物件分析してますので、参考にしてみて下さい(*^^*)

 

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※クラウドファンディングは、元本を保証する商品ではありません。”必ずご自分で”納得するまで調べ、リスクを許容した上で、投資してください。