不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

COZUCHIは「資産流動化型&ファンド型」と考えると腹落ちした話

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タイトルが「?」な感じになってしまいましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

本ブログでは不動産クラファン好きが、日々不動産クラファンについて思うことを書いているブログです。初めての方はよろしくお願いします。

 

さて。

 

不動産クラウドファンディングのCOZUCHI(現WARASHIBE)は物件がおもしろいので、乱筆乱文ながら「不動産に関する部分」についてはこれまでたくさん書かせていただきました。

 

また、事業者(ラエトリさん)の企業背景などは、インタビューも交えながら上手く書かれているブロガーさんがいらっしゃるので、それを見て「なるほどな~」と思っているところです。

 

で、あとはスキームです。この「スキームの部分」は自分でもうまく言語化できなかったんですよね。

 

「どうにかして整理できないかな~」とモヤモヤしながら頭の片隅に置いていたのですが、「資金調達スキームがそもそも違う」という切り口で整理すると、フッと腹落ちしました。

 

今回は自分用のメモも兼ねて、その辺を書いておきたいと思います。

 

 

不動産を小口化して販売するスキームは大きく分けて「資産流動化型スキーム」「ファンド型スキーム」の2つがあります。

 

資産流動化型スキームとは、”まずは不動産”があって、オリジネーター(不動産クラファンの場合は事業者)が資金調達を目的に流動化する、いわば「モノありき」のスキームです。

 

一方のファンド型スキームとは、”まずは証券発行や出資によって投資家から集めた資金プール”があって、それを裏付けに不動産投資を行う、いわば「カネありき」のスキームです。J-REITや私募ファンドはファンド型ですね。

 

卵が先か鶏が先かという話で、わかり易く言うと「事業者の資金調達」という側面が強いのが資産流動化型で、「投資資金の運用」という側面が強いのがファンド型です。

 

「で、不動産クラウドファンディングはどうなのか?」

 

という話ですが、基本的には資産流動化型に近くて、事業者が今持っている不動産を流動化して資金を調達し、賃料収入や売却益を当初の契約書どおりに決まった形の利回りで匿名組合員に分配するという、いわば静的な運用です。

 

「事業者の資金調達」が多くの不動産クラファンの目的・動機ですから、決められたとおりに不動産を運用して、決められた利回りを投資家に支払って「はい、お終い」ですよね。だいたいの事業者は。

 

くれぐれもそれが悪いと言ってるわけではありませんよ、それが普通ですと言いたいだけです。

 

ただ、その中で、投資家利益を最大化するため、能動的・機動的に売り方を工夫し、より高い利回りを追求するJ-REITや私募ファンドのような「ファンド型」も取り入れた不動産クラファンも登場しましたよね。

 

それがCOZUCHI(現WARASHIBE)なんじゃないかな、と思いました。

 

COZUCHI(現WARASHIBE)では「より利回りが出る売り方を模索します!」というワードが度々登場するように、売り方に柔軟性があり、実際予定よりも高く売られています。

 

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あ、あとはTREC FUNDINGが小さく電力のバリューアップをされてましたが、これもいかにもファンド型っぽいですね。

 

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TREC FUNDINGはトーセイが運用してますから、元々リート運用が本業なのでファンド型を取り入れるのにも抵抗がないんでしょうね。

   

いずれにしても、COZUCHI(現WARASHIBE)のような当初の利回りを大きく超えるようなファンド型スキームを展開する不動産クラファンは、これまでありませんでした。よね?

   

ここがCOZUCHI(現WARASHIBE)と他の事業者で大きく違うところで、わかる人にはわかっているから、多くの投資家を引きつけているんだなと思ったので記事にしてみました。

 

 

以上、まとめると「COZUCHI(現WARASHIBE)のスキームは、不動産クラファンでは一般的な資産流動化型の資金調達のみならず、J-REITや私募ファンドのような利回りを追求するファンド型の側面もある」というお話でした。

 

ちょっと難しい専門用語もありましたが、少なからずニュアンスは伝わりましたでしょうか。

 

僕も頭の中のモヤモヤが言語化できてすっきりしました。

 

それでは今週も一週間お疲れ様でした。よい週末をお過ごし下さい。

 

→COZUCHI

 

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