J-REITの時価総額は20兆円程度、上場銘柄数は60程度です(2021年3月時点。一般社団法人不動産証券化協会調べ)。
ここ数年では、オフィスなら福岡リート、商業施設ならマリモ地方創生リートなど、地方を投資対象とする「地域特化型銘柄」も登場しました。
もっと言うと、別に上記のような地方特化型の銘柄じゃなくても、地方物件をポートフォリオに組み込む銘柄自体、僕の肌感覚では6~7年前から徐々に増えてきた印象です。
今後も新たな地方銘柄の上場も予定されてますし、J-REITの地方への拡大はまだまだ続きそうです。
一方、不特法クラウドファンディング(通称:不動産クラウドファンディング)はというと・・・
ASSECLI、TSON FUNDING、利回り不動産など、地方を主体とする業者が続々と登場しています。
たった2年前は、 CREALとFANTAS fundingくらいしかなかったのに。すごい拡大っぷりです。
ちなみに、2年前に本ブログではこちらの記事で(↓)、「不動産クラウドファンディングは地方に拡大すると思います」と書いてみたところ・・・
その通りになりました。はい、自画自賛です。
すみません、本当はJ-REITも東京から地方に需要が波及していったので、不動産クラファンでも同じことが起きるんじゃないかな~と思っただけです。
今回の記事では、雑談っぽくなりますが、さらに今後の不動産クラウドファンディングの展開について、僕が思うことを書いてみたいと思います。
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不動産投資マーケットのサイクル
不動産投資マーケットで予想するうえで、次のサイクルを理解しておくことが大切だと思います。
- 東京の不動産に需要が集まる
- 東京の不動産の価格が高騰する
- 東京の不動産の利回りが低下する
- おや?地方の不動産の利回りはまだ高いぞ
- 地方の不動産へ需要が集まる
不動産投資マーケットでは、このようなサイクルを繰り返していて、今のJ-REITや不動産クラファンは、上記「5.」の状態です。
そして、今後地方へ需要が集まり続けると・・・
- 地方の不動産に需要が集まる
- 地方の不動産の価格が高騰する
- 地方の不動産の利回りが低下する
- おや?東京の不動産の方が良いのでは?
- 東京の不動産へ需要が集まる
となります。このサイクルは延々繰り返すので、J-REITや不動産クラファンに投資する際は、「今がどのサイクルにあるのか?」を意識しておくことが大切だと思います。
ただ、今はコロナで働き方、生き方、住む場所などが大きく変化している時代なので、注意が必要かと。
「大都市」「郊外」「地方」の需要構造自体、大きく変わって行くかも知れませんので、このサイクル通りに行かないこともあるかも…
と、ここまでは何度も本ブログで書いていたことです。
国と自治体と不動産クラウドファンディングの今後
前置きが長くなりました。ここからが本題です(安心してください。本題はサクッと終わります)。
例えば、株式会社エンジョイワークス(本社:神奈川県鎌倉市)が運営する「ハロー! RENOVATION」という小規模な不特法クラファン(不動産クラファン)があります。
ハロー! RENOVATIONでは、物件を0円でリノベーションしたり、古民家をコミュニティ施設として再生したり、空き蔵を宿泊施設に改修したりと、不動産クラファンを使った独自の手法で社会に貢献しています。
このような社会貢献型の不動産クラファンも、今後増えていくと思います。
国も、東京一極集中を是正するために地方創生をうたっているほか、自治体においても、2008年頃からでしょうか、PRE(公共不動産を有効活用すること)に注力しています。
このように、国や自治体の「PRE」需要の高まりと、「不特法クラファン(不動産クラファン)」の浸透により、両者を掛け合わせた、新たなモデルケースが生まれる予感がしています。
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