不動産クラウドファンディング投資研究所

サラリーマンを卒業した不動産鑑定士が、不動産クラウドファンディングに投資してみた

ケネディクス「ビットリアルティ」参入でクラウドファンディング成長の糸口が見えた

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こんにちわ!不動産投資型クラウドファンディング投資家のトッティです。

 

このブログは不動産鑑定士(不動産の専門家)トッティが、その経験から他にはない独自の目線でクラウドファンディング業界に切り込むことをポリシーとしております。

 

 

ケネディクス参上!

 

さてさて、不動産投資型クラウドファンディングの市場規模の拡大には、不動産のプロの参入が不可欠だと思います。

 

既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、不動産投資型クラウドファンディング事業に東証1部上場「ケネディクス」が参入し、「ビットリアルティ」というサービスを展開しています。

 

bitREALTY(ビットリアルティ)は、不動産アセットマネジメント業界における独立系最大手プレイヤーであるケネディクスと、金融ITソリューション分野で数多くの実績がある野村総合研究所が、高い透明性と安心安全な取引の仕組みを兼ね備えた不動産投資商品を多くの投資家の皆さまにお届けするべく設立しました。

bitREALTYホームページより引用

 

いや~来ましたね!大手アセットマネジメント(AM)業者ケネディクス。

 

不動産関係者としては身近すぎて、逆に記事にしづらかったです(^^;)

 

ケネディクスはコアとなるAM事業のほかに、不動産投資事業(私募リート・ファンド)も展開していて、僕も専門分野が機関投資家向け投資用不動産である職業柄、よくご一緒させていただきました。

 

ケネディクスが運用する私募リート・ファンドは、独立系で日本最大規模です。オーナーズブックと同様に、不動産の酸いも甘いも知り尽くした、まさに不動産のプロフェッショナル

 

オーナーズブックが東京23区の中規模オフィスビルを得意としているのに対して、ケネディクスは大規模かつエリアも広範囲で、オフィス、商業、住宅など幅広いアセットにも対応しています。

 

千葉県ではケネディクス商業リートが「かわまち矢作モール」を約31億円、NOI利回り5.2%で取得したのが記憶に新しいところ。その他、ざっと取引を思い出すだけでもキリがありません。

 

その不動産のプロフェッショナルが個人投資家向けクラウドファンディングに参入

 

...すごいことだぞ、これは。

 

不動産×クラウドファンディング=可能性∞

 

これまで、不動産投資型クラウドファンディング事業者の中で、不動産のプロ中のプロと言えばオーナーズブックでした。更にケネディクスの参入で、クラウドファンディングの未来が見えてきます。

 

では、不動産のプロがクラウドファンディングに参入すると何が起こるのでしょうか?

 

オーナーズブックを運営するロードスターキャピタルの2018年12月期決算資料に「プロ参入のイメージ図」がありましたので、拝借させていただきました。

 

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ロードスターキャピタル 2018年12月期 通期決算説明資料より引用

 

上場REITは15兆円、私募REIT・私募ファンドは16兆円と、機関投資家が運用するファンドは、今現在の個人向けクラウドファンディングとは比較にならない規模です。

 

このうち、たった1%でも機関投資家向けの資金がクラウドファンディングに流入すれば、数千億円のインパクトになります。

 

クラウドファンディングの規模が拡大するプロセス 

  1. 機関投資家向け投資資金がクラウドファンディングに流入する。
  2. より良質で、多岐にわたるアセットに投資できるようになる。
  3. さらにプロが運営する不動産ファンドは安心して個人が参入できる。
  4. 個人の参入が増え、クラウドファンディングの規模が更に拡大していくという好循環が生まれる。

 

上記プロセスで市場が成長していくシナリオが考えられるとおり、そのインパクトは計り知れません...。

 

数年後のクラウドファンディングの市場規模は!?

 

言わずもがな、不動産投資型クラウドファンディングは業者の「不動産の目利き力」が最重要です。個人投資家としても、

 

素性の知れない業者が運営するクラウドファンディングより、不動産の専門家が運営する方が安心感

 

が違いますよね。

 

数年後にはクラウドファンディングの市場規模が、先行き不安なソーシャルレンディングの市場規模を追い越しているかもしれません。

 

僕もmaneoに資金を残している場合じゃありません。早くクラウドファンディングに資金を移動せねば!.....っと、頭ではとっくに切り替わってますが、償還まで待たなければいけない、このもどかしさ.....。

 

クラウドファンディングの期待値

 

クラウドファンディングには、ビットリアルティのほか、フィットファンディングも参入したようです(フィットファンディングについては現在調査中)。

 

今後も不動産のプロが続々と参入することで、「不動産投資型クラウドファンディング」の認知度が高まり、更なる盛り上がりを見せてくれることを、同じく不動産の専門家&クラウドファンディング投資家の端くれとして、大いに期待しています。

 

不動産投資型クラウドファンディングは始まったばかりの黎明期ですが、伸びしろは十分あると思います。

 

ただ、ビットリアルティは最低投資金額が100万円からなので僕は投資はできません...。

       


 

※クラウドファンディングは、元本を保証する商品ではありません。”必ずご自分で”納得するまで調べ、リスクを許容した上で、投資してください。

 

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