日本円のインフレが懸念される中、日本人の家計の金融資産の保有割合を見ると、まだまだ現金・預金の割合が圧倒的に多いようです。
(引用:クラウドバンクホームページより)
株式、投資信託などの金融商品にリスクをとって投資している割合は20%以下という結果に。
大部分を占める預金も「日本円」がほとんどではないでしょうか。
「預金が日本円だけではインフレ時に価値が下がる」ため、米ドル、豪ドルなどの外貨、仮想通貨なども買われる要因になっていますが、通貨分散している人の割合は、まだまだ少ないのが実情です。
日銀のマイナス金利導入という異例の金融緩和を行い、物価を押し上げようと日本円を大量に刷っているので、普通に考えれば今後インフレが進み、日本円の価値は下がっていくことは分かります。
仮に、2%の物価上昇となれば、100円のものが102円になるということです。価値でみれば、今まで100円だった価値は98円になってしまいます。
このまま同様の政策が継続すれば、日本円のハイパーインフレの可能性も否定できません。
将来のそのようなリスクに備え、個人的には日本円だけでなく、少額からでも複数の通貨を持ち、通貨リスクを分散させておくべきだと思います。
その中でも、国として経済が安定している米ドルの価値が相対的に高くなる(ドル高=円安になる)可能性が高いため、米ドルは比較的安心して保有できる通貨です。
クラウドバンクで米ドル建の投資ができる
ソーシャルレンディングのクラウドバンクで、米ドル建の投資ができることはご存知でしょうか?
例えば、「米ドル建カリフォルニア不動産ローンファンド第8号」。ぼくもこのファンドに昨日償還された13万4千円を再投資しました。
スキームはこのようになっており、最終資金需要者は老人ホームを経営する企業だそうです。
最終需要者である老人ホームを経営する企業が保有する不動産(老人ホーム自体)が担保に供されています。
担保があれば、債務不履行の際に担保物件を売却して融資が返済されるので比較的安心です。
建物自体は築66年と古いですが、米国では日本ほど築年数が古いからといって価値が下がるわけではありません。
今回は、償還金134,000円が戻ってきたので再投資しました。
米国は日本よりも不動産業界が圧倒的に進んでおり、日本では一般の人に届くことのない閉じられた不動産情報も、米国では整備されたネットワークにより、広く一般の人まで行き届くようになっています。
日本ではレインズ(Real Estate Information Network System:不動産流通標準情報システム)という不動産ネットワークシステムがありますが、その情報は登録している不動産業者(宅建業者)のみが閲覧でき、一般の人が閲覧することはできません。
今後、テクノロジーの進化により、ブロックチェーン技術も不動産分野に導入され、透明性が確保されるかもしれませんが、今は今後の進展に期待するしかありません。日本政府も仮想通貨を始めとするブロックチェーン技術の規制ばかりしてる場合ではありません。国会に届けこの想い。。。
話を戻して、米国では一般の人が物件を探す際、不動産鑑定士が同行し、修繕履歴や設備状況を判断のうえ、類似事例との比較、収益価格なども査定するなど、安心して不動産取引ができる市場が整備されています。
不動産鑑定士の認知度の低い日本では考えられませんね。ぼくも不動産鑑定士の広報活動をがんばらないと。
このように、米国の不動産業界は日本よりかなり先を行っているので、ぼくは迷うことなくこの不動産ファンドに投資しました。
米ドルの資産比率を高める
クラウドバンクで米ドル建ファンドを購入することで外貨への分散投資できます。
ぼくも徐々に「米ドル建」資産の比率を高めており、現在の比率は日本円で209万円、米ドルで3,200ドル(現在のレートで約36万円)です。
クラウドバンクの成績公開!
2017年9月からクラウドバンクを利用し始めて1年が経ちました。今では元本は約240~250万円、利回りは5~6%で運用できています。
クラウドバンク1年間の資産運用で、収益は121,487円(税引後)でしたので、毎月約1万円の不労所得がある計算です。すごいなクラウドバンク。
月1万円でも不労所得があればかなり家計は助かります。。。
2017年の実績:収益(税引後)24,843円、平均利回り5.0%
2018年の実績:収益(税引後)96,644円、平均利回り6.9%