「ちょこっと不動産」は、その名のとおり、ちょこっと小さめの不動産に投資できる不動産クラウドファンディングです。
物件が東京郊外なので、利回りは6%と高利回り。マスターリース契約で賃料下落リスクが低減されてます。
ちょこっと不動産を運営する良栄は、設立が平成3年2月。バブル崩壊が始まったのが平成3年3月なので、設立した途端にバブル崩壊が始まってます。何というタイミング。
荒波をよくぞ・・・不動産価格も暴落したでしょうに・・・
今回は危機的状況を乗り越えた良栄が運営する「ちょこっと不動産」をご紹介します。
ちょこっと不動産の特徴
ちょこっと不動産のホームページから拝借した、ちょこっと不動産の特徴はこちらです。
- 少額から投資可能
- インターネットで簡単手続き
- 運用の手間いらず
- 投資家の保護(マスターリース契約)
- 高い収益性
- 多様な商品ラインアップ(予定)
この中で、ちょこっと不動産の独自のポイントは
- マスターリース契約
- 多様な商品ラインアップ(予定)
ですね。マスターリースで稼働率の影響を受けることなく、一定の賃貸収入が安定的に確保されます。
また、今後はレジ(戸建、マンション、アパート)、オフィス、店舗など多彩な物件の募集が予定されています。
ちょこっと不動産の運営
ちょこっと不動産の運営は「株式会社良栄」です。
- 所在地:東京都新宿区西新宿6丁目14-1-18F
- 設立:平成3年2月18日
- 資本金:1億円
- 代表者: 代表取締役 森田良人
- 保有許認可: 不動産特定共同事業、宅地建物取引業、賃貸住宅管理業、建設業
- 不特法の種別: 第1・2号及び電子取引業務
良栄は、用地取得から市場分析、企画、設計、施工、アフターサービスまで一貫して行う創業30年の不動産業者で、
これまで戸建、アパート、マンション、オフィスなどの開発、賃貸を行い、今回新たに不動産クラウドファンディング事業に参入とのこと。
最近は「賃貸管理が得意です!稼働率の実績99%です!」という業者が少なくなりましたね。売却まで含めて大切な不動産クラファンにおいて、仕入れから売却までできる業者はやっぱり強いです。
そもそも、不動産クラウドファンディングは、厳しい不特法の認可を受けた事業者だけに認められたインターネットで不動産投資が行える仕組みです。
不特法が参入障壁になり、怪しい業者は参入できません。
ちょこっと不動産の物件
ちょこっと不動産では、これまで第1号が募集終了し完売、第2号が6月11日に募集予定です(先着順)。
物件の立地、用途はこちらで・・・
- 1号:東京都東村山市(ファミリータイプ区分マンション)
- 2号:東京都小平市(単身タイプ区分マンション)
東京郊外の住宅地で、用途はファミリータイプ、単身タイプの中古区分マンションですね。まだ2件分しかありませんが、平均データで見ると・・・
- 平均利回り:6.0%
- 平均募集期間:6ヶ月
- 平均募集額:896万円
- 平均劣後出資比率:30%
利回りは、物件が東京郊外で中古マンションということで6%と高め。募集期間は6ヶ月と短く、募集金額が900万円弱と小口です。劣後出資比率は30%と高めですね。
まとめ
最後にちょこっと不動産をまとめます。
- 東京郊外の小口レジ(今後は種類が増える)
- 利回りは6%とリスクに比例して高め
- 劣後出資30%、マスターリース契約
一般的に、今の不動産市場では利回りは下げ止まりから上昇へ転換期にあります。
①利回り=②国債金利+③リスクプレミアム(変動率)
上の式でいうと、将来予測が難しい現代では、③リスクプレミアム(変動率)が大きくなることで、利回りが上昇しています。
ちゃんと理由が分かっていればいいんです。ということで、個人的には不動産クラファンでは高利回りがマイブームです。
個人的には、特に郊外レジなんかは今は積極的にいく時期だと思いますし、多くのアセットマネージャーに聞いても同意見ですね。
今は地方の不動産クラファンに資金を分散させてますが、ちょこっと不動産で東京郊外の物件も検討していきたいと思います。